出窓というのは外観に非常にインパクトを与えることができる反面、結露や断熱などの問題もあります。出窓のある家にはどんなメリットやデメリットがあるのかを紹介していきます。
■出窓は外から見ても中から見ても魅力的!
出窓のある家、というのに憧れている方は多いのではないでしょうか?
出窓のいい面というのは、何と言っても外観でしょう。
普通家の壁というのは平面でできているのですが、そこに凹凸をつけることで立体感ある外観に仕上げることができます。アクセントとして出窓があるだけで特徴あるデザインとすることができますので、外観にこだわる方にとっては取り入れたいところです。
また、出窓は外観だけでなく、家の中に住む人にとっても魅力を持つ窓です。小さめの出窓の場合、出窓から見ることができるその景色というのは、ちょっとした絵画のように見ることができます。
とはいえ、出窓のある家がメリットだらけか、と言うと、実はそうでもありません。
■出窓のガラスは必ず断熱性能に優れたガラスを...
出窓のある家において知っておいた方がいいこととしては、出窓のある家は断熱性能が低いと結露がたまりやすい、ということです。やはり外の空気をダイレクトに受けることになりますので、冬場などは特に結露がたまりやすくなってしまいます。
また、結露と通じるところではありますが、冷気や暖気をダイレクトに家の中に伝えやすくなる、という点も考慮しておく必要があります。よほど断熱に優れたガラス・サッシを使わないと、家の中が夏は暑く、冬は寒くなってしまいます。
他にも、出窓として出っ張っている分だけ、少々掃除をしにくい、という面も持っています。
もちろん、これらのデメリットを踏まえた上でそれでも出窓が欲しい、という方も居られると思います。デザイン性ではかなり優れている出窓ですので、もしそれでも出窓をつけよう、と思っているのでしたら、是非デメリット部分の対策はしておくようにオススメします。
少々費用は掛かるかもしれませんが、快適で且つ優れたデザイン性の出窓を目指すようにしましょう。