ハウスメーカーの工事は安心できる?

ブランド力もあるため、大手のハウスメーカーに工事を依頼すると安心できるものです。しかし、本当に安心して大丈夫なのか、施工や監理に問題ないのか、ということを紹介していきます。

■ハウスメーカーの施工はほとんどが下請け

大手のハウスメーカーに工事を依頼した場合、やはりブランド力もありますので、小さな工務店などに依頼するよりも安心するのではないでしょうか?

でも、ハウスメーカーだからといって本当に工事は安心できるのでしょうか?

ほとんどのハウスメーカーでは、自社内には施工部隊を持っていません。施工部隊を持っていないが故に、施工自体はほとんどが下請けになります。

そして、下請けとして受ける会社は様々な会社があります。当然施工技術レベルが高い会社もあれば、逆に低い会社もあります。ある意味では下請けに投げるということは施工レベルが統一されていない、ということになります。

■現場監督にも注意しよう

もちろんハウスメーカーとしても品質にばらつきが出たら問題ですので、自社からは現場監督を派遣します。しかし、現場監督も技術のばらつきが大きいと言えます。

もちろんハウスメーカーによっては現場監理チェックリストみたいなものを用意していることもありますので、極力人によって差が出ないように工夫はしてあります。

ただ、逆に言えばチェックリスト以外のことは確認しないということもありますし、何よりも複数の現場を抱えていることで1件1件に対する監理の集中力、思い入れという部分は弱くなってしまいます。

ハウスメーカーだからといって、実際に家を建てるのも、工事を監理するのも、一人の人間になります。

だからこそ、誰が工事を行うのか、そして誰が工事を監理するのか、ということにまで意識を向けるようにしてください。

Author: iehome