家づくりをするうえで、どうしても住宅のトラブルに見舞われてしまうことがあります。では、契約、工事、品質など住宅のトラブルにはどのようなものがあるかについて紹介していきます。
■住宅のトラブルは大きく分けると契約・工事・品質の3つがある!
家づくりをしている方というのは非常に多いのですが、どうしても色々なトラブルというのがあります。
もちろん、欠陥住宅になりトラブルになったということもあります。
しかし、必ずしも住宅のトラブルは欠陥住宅に限られているわけではありません。
大きく分けると、住宅のトラブルは、契約におけるトラブル、工事におけるトラブル、品質におけるトラブルの3つに分けることができるでしょう。
契約におけるトラブルとは、内容を決めきる前に契約を締結してしまい、言った言わないの論争になりがちです。
工事におけるトラブルには、いい加減な工事をしていたり、施工期間が延長することでのトラブルが多くなっています。
品質におけるトラブルは、ほとんどが完成後にはなりますが、やはり最低限の品質を担保していないがゆえにトラブルになることが多くなります。欠陥住宅によるトラブルもこの品質におけるトラブルに含まれてきます。
■施主が主体性を持って家づくりに取り組もう!
そして、これら3つのよくあるトラブルには、更に根の深い3つの問題が潜んでいます。それは、コミュニケーションの問題、業者選択の問題、施主の主体性の問題の3つです。
やはり、業者と円滑なコミュニケーションを取ることができていれば言った言わないなどのトラブルはほとんど起きないですし、そもそもいい加減な業者を選ばないようにしていればトラブルが起きる可能性はかなり少なくなります。
そして、難しいところが施主の主体性ですが、家づくりの知識という面では当然業者の方が多く持っています。
そのためどうしても業者主導で家づくりが進んでしまいがちになりますが、そのことによって本来詰めておく部分がおざなりになってしまうことが多くなっています。
分からないところや不安なところ、疑問に感じたところというのは、常に自分が決めるというつもりで都度業者に確認するようにしてください。
分からないなりにも自分で把握している部分を少しでも増やしていくことで後々後悔する部分というのは減っていきますので、やはり大変なことではありますが、施主自らが家づくりの知識を少しでも増やしていき、自ら積極的にかかわっていく、ということが結果として住宅のトラブルを減らすことになりますので、主体性を持って家づくりに取り組むようにしてくださいね。