地域:長崎県長崎市に住む・・・

長崎県長崎といえば歴史ある観光地でもありますが、古くからの港町でもあります。日々の買い物は? 交通網は? お勧めのエリアは? 住む上ではどのような特徴があるのかという観点から長崎県長崎市について紹介していきます。

■観光地として、また生活拠点として

歴史の重みと郷土料理の美味しさ。そして大都会の雑踏からも縁遠く、かといって交通不便な田舎町でもない。今回ご紹介させていただく長崎県長崎市は、古くからの港町でもあり、それゆえに他の地域からの移住者を快く受け入れてくれる、そんな開放的な市民性も兼ね備えた心暖かい町です。

九州の西端に位置しますが、長崎駅から博多駅まで、JRの特急を利用すれば2時間弱でアクセスが可能です。また2022年には長崎新幹線が開通しますので、博多へのアクセスは飛躍的に上昇するでしょう。

日常の暮らしにも全く不便は感じないと思います。大型のショッピングセンターにも不自由しないばかりか、昔ながらの市場文化も根強く息づいており、新鮮な魚や野菜が低価格で買い求めることができるのも大きな魅力です。特に長崎県は水産業が盛んですから、魚介類の豊富さとその安さには驚かれるのではないでしょうか。

また観光地であるがゆえに、年中行事の多さも魅力の一つです。「長崎くんち」という祭りや「精霊流し」という行事の名前は、みなさん一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。

市内の交通網ですが、どこまで乗っても120円の均一料金で移動可能な路面電車がありますし、バス網の充実ぶりも特筆事項に値します。

長崎市に欠点があるとすれば、平地が少なく斜面地が多いということになるでしょうか。ただこの斜面地の多さが、世界三大夜景である長崎市の夜景を演出していることも忘れてはなりません。市民一人一人が灯す明かりは、多くの観光客の方を喜ばせる源となっています。

ただ土地の狭さが災いし、長崎市中央部に戸建住宅を建設される方は、一階部分を駐車場として家を建てられる方が多いです。けれども、郊外の住宅地ではわざわざそのような建築をせずとも、十分に駐車場を確保するだけの土地があります。

市内中心部に住むのなら、むしろ車は邪魔になるくらいでしょう。長崎に家を建てる場合、中心部に住んで路面電車中心の生活を送るか、郊外に住んで車を移動手段の中心にするか、これが大きな選択肢の分かれ目になります。

■長崎市民としてのくらし

おすすめの住宅地としては、長崎市坂本小学校もしくは山里小学校近辺が静かで安心して住める居住区となっています。この小学校の近くには長崎大学医学部と歯学部、そしてその附属病院があります。

ここで働かれている医師や歯科医師などの子弟も多く、教育熱は他の地域とは比較にならない高さを誇るでしょう。ただこの地区には大型スーパーはありませんが、小型のスーパーや商店街、そして市場なども充実しており、日常生活の買い物にも困りませんし、電停まで歩いて10分以内というアクセスの良さも魅力です。

また景観を重視される方は三景台町が良いでしょう。この高台にある住宅地からは長崎の夜景と長崎港を一望できます。アクセスはバスのみになりますが、ご自宅の借景としては日本でも最高クラスの景色を満喫できるでしょう。

長崎市は気候も温暖で、冬季に雪が積もることもほとんどありません。ただ、地理的に台風が直撃しやすいのが欠点になります。人口比にして大学の数が多いのも、市民の教育熱の高さを物語っているでしょう。また江戸時代には日本で唯一の貿易港であったという歴史は、現在も長崎市民の誇りとして息づいています。

あなたも、歴史ある長崎市民の一員になりませんか。

Author: house building