庭の広さ、というのは、何をするかによって大きく必要な広さは変わってきます。駐車場のスペースまで考慮に入れた庭の広さはどれぐらい必要になるか、特に日本庭園など観賞用として活用する際の庭の広さはどれぐらい必要か、ということについて紹介していきます。
駐車場スペースの広さも忘れずに...
ここでは庭の広さ、という点について考えていきましょう。
当然庭の広さというのは、あなたが庭で何をするかによって必要な広さは大きく変わってきます。ガーデニングをするだけなのか、大きな木を植えるのか、池を作るのか、ウッドデッキを置くのか、プールを作るのか・・・などなど。
ただ、車をお持ちの方は庭に作る駐車場スペースの広さも忘れずに考慮してください。もし所有車が2台あるのであれば、2台分のスペースを取ったうえで、残りのスペースで造った庭でやりたいことができるかどうか、という視点で考えてください。
もちろんそれでは庭のスペースが足りなくなる、というのであれば、建物の1階部分にガレージを入れ込んでしまう、ということをすれば庭は全面的に活用することができますので、土地に応じて対応していただければと思います。
同様に忘れがちな観点として、自転車置き場スペースです。家の中に置き場を用意するのであれば庭の広さには影響しないのですが、家の外に用意するのであればしかるべく広さを用意しておく必要があります。
ここを忘れてしまうと玄関への動線上に自転車を置くこととなり、家の出入りの邪魔になってしまうことがよくあります。またカーポートのような屋根を用意したり、1台ではなく2台、3台止める必要があるのであれば、それなりの広さが必要になります。
詰め詰めに置いてしまうと出し入れしづらくなりますので、左右にスペースを用意するとなると、かなりざっくり言うと、1台につき1畳近くのスペースの用意が必要になります。
もし台数が多くないのであれば、雨のことなどを考えても、家の中に自転車置き場を用意するという選択肢を取ってもいいかもしれません。
日本庭園は広いスペースでこそ価値が高い...
また、もし観賞用に庭を活用するのであれば、ガーデニングで考えている広さよりも、スペースとしては広めに考えておいた方がいいです。なぜかというと、家の中から庭を見るときに、庭全面が観賞用として整備されていないと、現実空間と観賞空間の境がなくなってしまいます。
例えば日本庭園を演出するのであれば、家の中から庭を見た時に全面が日本庭園であってこそ観賞用として価値が出てきます。
もちろんあなたがそこまで本格的な庭を考えているわけではないかもしれませんが、どうせ活用するのであれば、観賞庭はできるだけ広いスペースで実現することをお勧めします。
このように、庭の広さというのは目的によって大きく変わってきます。そのため、まずは庭で何をやりたいのか、ということを明確にすることが大事になります。
そして庭の広さを考える上で大事な観点として、庭には別の役割もあります。
それは、隣家との距離を取るというものです。隣家と近すぎる場合は音の問題、日照の問題、風通しの問題等色々問題が起きる可能性が出てきます。そこで、隣家との間に庭を作り、距離を取るということが大事になります。
もちろん敷地の問題がありますので、それほど広く庭の広さを取ることができない場合も多いかもしれませんが、庭よりも家の広さを多く取りたいと考えて庭の広さを最小限にしようと考えている場合、この隣家との距離という観点も忘れずに考慮に入れるようにしてくださいね。
庭の広さは?まとめ |
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●庭の必要な広さは何をするかで大きく変わってくる ●駐車場や駐輪場スペースの広さも考慮しておく ●家の中から見た時に庭全面が日本庭園であってこそ観賞用として価値が出るため、観賞用の庭は広めのスペースを取っておく ●庭には隣家との距離を取るという目的もある |