オーニングは必要?

テントの生地で作られた窓際に設置して日よけ、雨よけができるオーニングというものをご存じでしょうか?理想の家づくりにおけるオーニングのキーポイントについて紹介していきます。

■オーニングはエコな日よけ商品!

エコな生活やオシャレな外観を望んでいる場合に、一つの選択肢として考えてほしいのがオーニングです。

といきなり言いましたが、まずそもそもオーニングというものをご存じでしょうか?

オーニングとは、いわゆるテントの生地で作られた窓際に設置する日よけ、雨よけのことです。役割としては庇に近いですね。

ただ、雨よけと書いていますが、オーニングの機能のほとんどは日よけの方です。雨よけはそれほど期待しない方がいいです。

もちろん雨よけとして利用できるオーニングもあるのですが、どうしても隙間が空いていますので完全に雨をよけるのは難しいという点もあります。そもそも雨の日にはオーニングはそれほど必要としませんしね。

もし雨の日に窓を開けたいという理由でオーニングを活用するときは完全に雨を防ぐことができない恐れだけは注意しておいた方が良いかもしれません。その点では庇の方が優れているかもしれませんね。

そして、このオーニングによる日よけなのですが、夏場は威力を発揮します。オーニングの場合、庇と違って長く外まで伸びますので、部屋全体を影で覆ってくれます。

そして部屋全体を影で覆うと部屋の中の温度はかなり涼しくなります。特に、直射日光が部屋の中に入ってこないだけではなく、部屋の前面からの照り返しも防ぐことができますので、部屋を涼しくする効果としては庇よりも高い部分があります。

夏の空調費をかなり抑えることができるという意味でも相当エコな商品です。今の時代エコが叫ばれていますから、どんどん今後需要が伸びてくる商品なのではないでしょうか?

■まだまだオーニングが似合わない家もある...

また、これも庇と違う部分として、オーニングの場合は折り畳みができますので、必要のないときは畳んでおくことができます。暑くなってきたときだけオーニングを伸ばすことができるので、使い勝手はいいです。

オーニングの出し入れが少し大変と思われる場合もあるかもしれませんが、最近では手動だけではなく半自動や自動で開閉できるオーニングも出てきていますので、使う頻度などを考慮の上手動にするか自動にするか検討してみるようにしてください。

夏の暑い時期でもオーニングの下に入って庭で家カフェすることができますし、使わないときは畳んですっきりとしますので、気分に応じた使い方ができるという点はかなり嬉しいところです。

ただし、オーニングにおいて気を付けなければいけない点としては、デザインです。

今はオーニング自体かなり豊富なデザインのものが出ているので、お家に合ったデザインを選べばいいのですが、やはりオーニング自体洋風のものですので、どうしても和風の家にオーニングを使っていると違和感がある場合がまだあります。

また、オーニング自体だけではなく、オーニングをしまっておくボックスもどのように外観に溶け込ませるかということも大事なポイントになりますので、設計の段階からオーニングを開いているとき、閉じているときのことを考慮に入れたデザインを考えるようにしてみてください。

もう少し普及して見慣れてきたら違和感がなくなってくるかもしれませんが、一度自分の家に合うかどうかは確かめてみたほうがいいでしょう。

Author: iehome