天候が悪い時こそ現場を確認する

2021年01月25日 追記・変更

起きても誰も得をしないことの一つに、工事中の事故があります。場合によっては近隣の方に迷惑をかけることもあり、今後の付き合いに影響が出ることさえあります。事故が起きないよう天候が悪い時に現場を確認することで何が分かるかを紹介していきます。

■工事中に事故が起きないように施主ができることもある!

家の工事中に心配することの一つとして、工事における事故です。当然現場の職人がけがをするのは施主として関知できない部分でもありますのでどうしようもありませんが、あまり気分が良いものではありませんし、何より近隣の方に迷惑をかける事故が起きると今後の近所づきあいにも影響しかねません。

では、工事中に事故が起きないようにするためには、施主として何ができるのでしょうか?

工事自体に関しては施工会社にお任せせざるをえませんので、事故が起きないように四六時中施主が監視しているというのは難しいのですが、お任せしても大丈夫な業者かどうかは見極める必要があります。

いい加減な施工会社が工事を行っていると当然事故が起こる可能性が高いですし、大きな事故自体は起きなくても、気づかぬうちに近隣の方へご迷惑をおかけしているということはよくあります。

工事中によくあるトラブルとは?」でも紹介している通り、工事中には近隣トラブルが非常に多くなっています。近隣トラブルは今後にも影響を与える為、できるだけ起きないように対策を取っておくことが必要です。

では、工事をお任せしても大丈夫な業者かどうかはどのように見極めればいいでしょうか?

■悪天候時の現場の状態で業者を見極めよう!

基本的な業者の見極め方に関しては、「業者の見極め方」や「業者選びで失敗しない方法」で紹介していますので、そちらを参考にしていただければと思います。
そのため、今回は工事中の施工会社の見極め方に特化して紹介していきます。

工事中に業者を見極める方法の一つとして、大雨や強風時など悪天候で現場が動いていない際の現場を確認するという方法があります。

工事現場では、基礎工事が完了すると仮設足場の組み立てが行われ、足場の周りに養生が張られています。養生自体は、普段工事中に周りに迷惑をかけないために貼られるものですが、悪天候時には逆に危険なものへと変わります。

風の強い日などに養生が張られたままになっていると、風にあおられやすくなり、場合によっては足場ごと崩れる危険が出てきます。そのため、通常悪天候時で現場が動いていない際は、養生ネットはたたんで足場に固定されるようになっています。

これは、必ずと言っていいほどやらなければならないことですので、現場の動いていない悪天候時に現場に行くことで、養生が固定されているかなど、近隣に迷惑をかける可能性がある状態になっていないかを確認することが重要になります。

工事現場の為の安全処置を適切に取ることができていない施工会社は非常に危険ですので、悪天候時に万が一養生がたたまれていないなどがありましたら、すぐに現場監督に確認するようにしましょう。

普段の工事現場では問題ないように見えても、このような悪天候時の現場を確認することで施工業者の対応というものが分かってきたりしますので、家の工事期間中、一度は天気が悪い時に現場を確認してみるようにしましょう。

天候が悪い時こそ現場を確認するまとめ
●工事中に事故が起きたり近隣に迷惑をかけたりしないように業者を見極める必要がある
●工事中に業者を見極める方法の一つとして、大雨や強風時など悪天候で現場が動いていない際の現場を確認するという方法がある
●悪天候時の現場を確認することで施工業者の対応がわかる
Author: iehome