床下対策は大丈夫?

2023年04月11日 追記・変更

家づくりにおいて、普段使わないが故についついおざなりになってしまう床下の湿気やシロアリへの対策、そして換気の重要性について紹介していきます。

■床下の湿気対策は抜かりなく!

家づくりの中でも、普段はなかなか使わない部分というのはどうしてもおざなりになってしまいがちになります。ついついおざなりになってしまう部分の一つとしては、床下があります。

とはいえ、床下は日本の家の中では問題を抱えやすい部分でもあります。日本の気候である高温多湿が原因になり、床下が湿気てしまい、大事な家を支える土台部分が腐ってしまったり、シロアリ被害に合ってしまうこと多くなっています。

床下対策として大事なのはやはり湿気対策になります。そのためにも、床下の換気には特に気を付ける必要があります。

通常の家の床下は、風通しが非常に悪いため、床下の空気が外に抜けていきません。床下の換気を滞りなく行うためには、やはり換気ができる環境を作り出すか、設備によって強制的に換気を行うかを考えなければなりません。

■家が完成した後の定期点検が一番大事!

換気ができる環境を作り出すためには、床下に通気口を適切な間隔で設けたうえで家の周囲を外塀などで囲わないということが必要になります。

また、そもそも基礎を高くすることで、通気性をよくするという手段もあります。基礎の高さは点検やメンテナンスのしやすさにも繋がりますので、基礎を高くするということは検討の価値があります。

尚、通気の役割だけでなく、点検やメンテナンスをしやすくするという意味で、点検口は設置するようにしましょう。家の中や外から目視で確認しやすい箇所ではないにも関わらず、カビやシロアリ被害など致命的な被害を被りやすいのが床下です。だからこそ家のためにも定期的に点検を行い、必要に応じたメンテナンスを行いやすくするということが大事になります。

設備を設置して換気を行うようにすると、強制的に換気を行うことは可能になりますが、電気代や音に関してはやはり注意が必要です。
また、機械自体のメンテナンスも必要になりますので、やはり点検口を用意しておくことは大事になります。

他には、家の土台部分の床下には湿気やシロアリに強い素材を使う、ということも大事になってきます。いくら気を付けていても湿気てしまったり、シロアリが発生する、ということはありますので、家を支える重要な部分に対しては特に注意しておくようにしましょう。

いずれにせよ、家が完成してからの定期点検というのは必須になってきます。床下対策をしたからといって放っておいたら取り返しのつかない状態になってしまっていることもありますから忘れずに定期点検を行うようにしてくださいね。

Author: iehome