地域:岐阜県高山市に住む・・・

小京都と異名がある通り、どちらかと言えば観光地としてのイメージが強いのが岐阜県高山市。ただ住むことを考えても利便性・情緒どちらもあり、実はおすすめの地域。そんな岐阜県高山市に住む上での特徴について紹介していきます。

■昔に比べたら移動も便利に!

歴史ある古い町並みに暮らしたい、でも京都はちょっと都会すぎるかも・・・。そのように思っている方にオススメなのが、小京都という異名を持つ岐阜県高山市です。

岐阜県高山市は、岐阜県の北にあります。今までは新幹線に乗ろうと思うと、名古屋まで出なければいけなくて不便だったのですが、今では北陸新幹線の駅がある富山駅まで鈍行でも2時間ほどで着き、東京方面へ出やすくなりました。

また、高山駅のバスターミナルからは、東京行きなどのバスも出ており、交通の便が良くなっています。電車だと1時間半ほどで下呂温泉にも行くことができます。

しいてこの地区の弱点を挙げるとすれば、大きなデパートがないので、デパ地下スイーツが買えないことくらいです。

小さなショッピングモールは、高山駅から半径5km以内にいくつかあるので、衣服や日用品の買い物に困ることはありません。ただ、どこも少し離れているので、車はあったほうがいいです。

■観光地でもあるからこそお店が多い!

岐阜県高山市の最大の魅力は、碁盤上のまるで京都のような古い町並みが広がっていることです。高山駅周辺の古い町並みの地区は、建築規定が厳しく決まっており、コンビニエンスストアなどの商業施設もすべて、町並みの古い木造建物と同じ色で作られています。

昔から地元に根付いている老舗店が連なっており、和菓子屋を始め、煎餅屋、だんごや、駄菓子屋、お香の店など、昔からずっとあるような懐かしくも質の良い商品を扱う店舗が軒を連ねています。散歩がてら歩くのも非常に癒されます。

また、商売屋で働く人が必然と多くなるために、町並みから少し外れたところに保育園が幾つかあります。子供さんにも優しい地域です。年配の方はどなたも情が深く優しい人ばかりなので、子供を可愛がってくれます。

昔から観光客が多く、海外の方も多く来られる地域です。そのため、余所者だから冷たくするような閉鎖的な雰囲気も全くありません。

■朝市も名物の一つ

古い町並みのある伝統的な街だからか、ハイレベルな和菓子の美味しい店が本当にたくさんあります。どこかへ土産を持って行くときにも困らないですし、プチ贅沢に散歩がてら焼きたてのせんべいをほうばって子供さんやご家族と河原を歩く楽しみもあります。

特に午前中は、毎日宮川という大きな川沿いが、朝市で埋め尽くされます。飛騨の方言はそこまで強いものではないので、少しすると覚えられます。朝市には、いつも同じ方々がたくさんいらっしゃるので、毎日行っているとお友達になれたり、サービスしてもらえたりします。

宮川朝市だけでなく、陣屋前朝市もあります。陣屋前は、高山のモチーフである、よくテレビにも映る赤い桟橋のすぐ近くです。

冬は雪景色、春は桜が満開に、夏は緑が生い茂り、秋は紅葉が美しい、高山市の中でも一番の絶景が望めるので、一年を通して季節の移ろいを感じることができる絶景の散歩コースです。

そして数年前から高山市は、町おこしを頑張っています。というのも、時代と共に高齢化が進み、必然的に空き家も増えてきてしまったからです。

今は、移住を考えている方も出始めているところなので、地価が10年後には上がっているだろうと予想される、発展間近の地区です。ぜひ一度、観光がてらに下見に行かれることをオススメします。

Author: house building