もしも夫婦両方の親世帯と同居する3世帯住宅で同居することになったらどうしたらいいのでしょうか?間取りも難しそうです。もしも3世帯住宅だったらどのような点に注意する必要があるのか、ということについて紹介していきます。
■夫婦両方の親世帯と同居!意外と快適!?
さて、もしも3世帯住宅だったら、ということを考えてみましょう。
間取りが非常に難しそうですね。2世帯住宅でも躊躇するのに3世帯住宅!?と思った方もいるかもしれません。
さすがに親世帯、子世帯、孫世帯の3世帯住宅を考えている、という方はあまりいないのではないでしょうか?3世帯住宅の場合はほとんどが夫婦両方の親世帯と同居、という形になると思います。
やはり2世帯住宅にするにしても、どっちの親を、というのはもめる要因にもなってしまいますからね。その点3世帯住宅であればどちらの顔も立てることができますので、ある意味理にかなっているかもしれませんね。
特に子供が小さい世帯であれば、親世帯は頻繁に孫と(もちろん自分の子供とも)会いたいでしょうし、将来的な介護の協力を見込むこともできます。
子世帯としては子供の面倒を見てもらいやすい、ということや、両方の親からの資金援助を期待できるという点で、お互いにメリットがある住宅かもしれないですね。
■3世帯住宅はメリットの大きい住宅。もめなければ...
しかし、両方の親世帯と同居することになると、常に干渉されるような気もしますし、親同士の関係が気になるところでもあります。ですから、3世帯住宅を建てるといっても、3世帯とも完全分離した住宅の方がいいかもしれません。つまり玄関が3つある住宅です。
そう考えると、1階に両方の親世帯2世帯を作って、2階に子世帯を作る方がいいかもしれませんね。親世帯は階段があると辛くなりますのでバリアフリーのことも考えやはり1階がいいですし、広さとしても夫婦二人で過ごすだけであればあまり広さは必要ないでしょう。
逆に子世帯は将来家族が増えることも想定すると広い方がいいので、2階の方がいいでしょう。ただ、子世帯は子供が走り回ることを想定すると、床の遮音には気を付ける必要があるかもしれません。
とはいえせっかく3世帯にするのですから、どこかに全員で集える共有スペースは用意した方がいいでしょう。中庭やリビング、ダイニングキッチンなどせめて1箇所は共有スペースを用意し、全員で団欒できるスペースを用意するとより家族間の絆を強化することができます。
その場合にプライバシーを確保するか、という点だけは注意するようにしてください。各世帯がそれぞれのプライバシーを保ちながら、共有スペースでは交流できるように間取りを工夫してみてください。
こう考えると意外と3世帯住宅というのは現実味のある住宅なのではないでしょうか?
盆・正月にどちらの実家に帰るのか、ということで揉める必要もありませんし、子世帯にとってはメリットが大きいといえます。嫁姑問題なんかも、もう片方の親の目があるとあまり表面化しにくそうですしね。
とはいえ、もめてしまうと地獄の空間と化してしまいそうし、一度住むと何かあっても引っ越しすることは容易ではありませんので、3世帯住宅にするかどうかはよく検討してから決めたほうがいいですよ。