将来的な脱原発を実現するためにも今みんなが取り組む必要があるのが節電です。今の生活レベルを落とさないまま節電を行うためにも、どのような機器の消費電力が高いのか、どのような方法だと節電効果が高いのかなどについて紹介していきます。
■IHや電子レンジなどは消費電力が大きい・・・
東日本大震災以降特に叫ばれるのが脱原発。
ただ完全に脱原発するには、今の日本においては原発に依存しすぎている部分があります。
だからこそ今後脱原発するためにも日本国民一人ひとりがより高い意識を持って取り組む必要があるのが節電です。
もちろん太陽光発電や風力発電で電気を作り出すということも大事なのですが、あくまでも電気料金を安くするという意味合いではありませんので、まずは一人一人が無理なく取り組むことができる節電に主眼を置いていきましょう。
さてその節電ですが、まず目を向けがちになるのがエアコンになりますが、エアコン以外にも目を向ける必要があります。
例えばIHクッキングヒーターなどは消費電力が非常に高い設備となっています。もちろん電気料金の比較ではありませんのでIHの使用頻度を少なくしたからといって極端に電気料金が安くなるわけではありませんが、瞬間的な電力消費量は少なくすることができます。
他にも同様に電子レンジやホットプレートも高いです。ただ一日の使用時間は限られていますので、使うタイミングや時間にさえ気を付ければそれほど大きな問題があるわけではありません。
そしてキッチン周りでは食器洗い乾燥機もやはり消費電力は高いです。手洗いだと電気は一切使いませんしね。
また、炊飯器や電気ポット、電気便座などの保温系の機器は一日中電気を使うため結局使用電力が多くなります。ただ瞬間的な使用電力が高くなるわけではありませんので、電源を消すかどうかは生活の不便さを考慮した上での判断で良いと思います。
他にもドライヤーやアイロンなどの熱関係はやはり高いですね。だからこそ洗濯乾燥機も侮れないものとなっています。
■省エネ機器に買い替えるだけでも立派な節電!
ではただ節電と言っても具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか?
例えば今は生活する上でたくさんのコンセントが存在しますので、スイッチ付きのタップは有効活用できます。気軽にオンオフできますからね。
と言っても待機電力をどこまでカットするかは要検討です。あまりやりすぎてしまうと日常生活が不便になってしまい、節電そのものが嫌になってしまう恐れもありますので、やりすぎには注意しましょう。
他には冷蔵庫への対策も効果が大きいです。冷蔵庫の設定温度を下げたり、冷蔵庫の側面に空間の余裕を持たせ、上には何も載せないだけでも消費電力を抑えることができます。
また一昔前みたいですが、夏は扇風機、冬はこたつを有効活用することも節電には大きな効果があります。
さらに「冬の寒さ対策も省エネで」で紹介しているように、カーテンで部屋を区切って冷暖房空間を狭くすることも節電効果は大きいです。
そして省エネ家電への買い替えは、初期投資が必要にはなりますが、日々の節電という意味合いではかなり有効です。
エアコンを買い替えたり、照明をLEDに変えるなど。意外と冷蔵庫も省エネ家電に変えると大きな節電効果が見込まれます。
もちろん根本的な対策としての断熱・遮熱の効果も大きいですし、「打ち水の効果とは?」で紹介している打ち水やよしずやすだれを活用することも有効ですね。
ちなみにエアコンに関しては使い方にも工夫が必要です。エアコンの除湿モードは弱冷房より消費電力が多くなりますし、こまめにエアコンを消すよりも温度を一定に保つ方が消費電力は少なくなります。
このように節電というのはちょっとしたことで実現できますし、やるとやらないでは大きな違いが出てきます。
ただ何よりも重要なのは継続して行うということですので、結果日常生活に不具合が出ない程度にとどめておくことも大事なポイントですよ。