少しでも価格を抑えるためにも、見積もり内容に不備がないかを確認するためにも必ず相見積もりを取るようにしましょう。相見積もりを取ることの有効性について紹介していきます。
■相見積もりをしていることは建築会社にも伝えよう!
さて、建築会社の選択においてですが、これはもう当たり前になってきていますが、必ず相見積もり、つまり1社だけではなくて、2社、3社と複数の建築会社から見積もりを取ってください。
「設備系の値段は自分で調べよう」において判断基準の話をしましたが、当然家を建てることは初めてでしょうから、全てに対して自分で価格を調べて判断基準を持つ、ということは難しいと思います。
だからといって建築会社の言いなりになってしまっては余分な金額を請求されてしまうという恐れもあります。
そのために、判断基準を自分で調べるだけではなく、他社と比べるという手段をとってください。そして、相見積もりを取っていることはそれぞれの建築会社にも伝えておいてください。
建築会社では相見積もりは当たり前のため、相見積もり用の値引き枠というものを取られていることが少なくありません。
多少利益が減ったとしても、契約を取るほうが重要ですから、相見積もりの場合は他社よりも少しでも安く値引きしてもらえる可能性が高くなります。
■相見積もりで得た知識を活用しよう
ただ、相見積もりを取っている相手の会社の名前までは教える必要は全くありません。やはり建築会社同士、相手の会社の情報を持っていますから、変な判断が入る恐れがあります。
しかし、相見積もりを取っていることは、他社の見積もりを見たことで得た知識を伝えれば伝わります。ここで、見積もり内容の項目一つ一つに対して詳細に確認することの意味が非常に活きてきます。
少しでも値段を抑えるためには相見積もりというのは昔も今も有効な手段であることは変わっていませんし、「業者選定は価格だけで判断しない」でも紹介している通り、相見積もりは価格以上に重要な役割を持っています。
後悔しない理想の家づくりの為にも必ず相見積もりは行ってください。