家づくりにおいて値切り交渉は必須ですが、ここで言う値切り交渉は、ただ単に安くしろ、ではありません。家づくりにおいて行うべき値引き交渉とはどのようなものかを紹介していきます。
■無理な値下げは質の低下につながるのでやめておこう
それでは、値切り交渉について考えてみましょう。
ただし、ここでいう値切り交渉は、ただ単に安くしろ、ではありません。何の根拠もなく安くすることを建築会社に迫ってしまうと、最悪の場合は手抜き工事になってしまったり、見えない部分の材料の質を下げられてしまう、ということが起きかねません。
当然建築会社も利益の出ない仕事を行うことはできませんので、根拠のない値切り交渉はやめた方がいいでしょう。
そのため、ここでいう値切り交渉では大きな金額の変動は起きないと思っておいた方がいいです。もちろん多少お願いすることはやってみるべきですが、やりすぎて手抜き工事をされるという事態を招かないように注意しましょう。
■値切り交渉は相見積もりと作業の代替及び削除が重要!
さて、ここで紹介している値切り交渉についてですが、2つです。
1つは「必ず相見積もりを」ページで挙げた相見積もりによる値切り交渉です。他社の金額はいくらだったからこれより下げてほしい、という使い方です。
そしてもう一つは作業の代替及び削除です。
例えば、地鎮祭や引き渡し式を行わないであったり、ポストなどのエクステリアの設置を自分で行うであったりと、必ずやらないといけないというわけではなければ、代わりに自分がやったり、そもそもやらなかったり、という選択肢もあります。
当然、それで値切ることができる金額自体は微々たるものではありますが、それでも一月、一日あたりで考えたら決して安くはない費用のはずです。家を建てるためにはどうしても大きな費用が必要です。だからといって小さい費用を見過ごさないでください。
支払わなくても済む費用ならば、できるだけ支払わないようにし、別のところに費用をかけましょう。