機能的で洗練されたデザインのデザイナーズ住宅というのは憧れてしまいます。デザイナーズ住宅に住むためには、どのような点に注意する必要があるか、ということを紹介していきます。
■住宅は建築家の作品ではなく、住むためのお家です!
『やっぱりせっかく建てる家だったら、デザイナーズ住宅に住んでみたい!』
実際にデザイナーズ住宅を建てるかどうかは別として、このように思う方というのは多いと思います。やはり自分のこだわりが詰まって、かつ機能的で洗練されたデザインのデザイナーズ住宅というのは憧れるものがあります。
憧れのデザイナーズ住宅ですが、やはり注意しておくべき点というのはあります。
まず、何よりも気を付けて頂きたいのが、設計するデザイナーズ住宅が建築家の作品になってしまわないようにだけは気を付ける必要があります。
有名であれば有名であるほど建築家というのは芸術家気質が強くなります。そのため、自分のこだわりを施主の方に押し付け、結果として自分の作品として家を設計する、という建築家の方も中には居られます。
もちろん、そのような方ばかりではないのですが、一緒に家を作ることになる建築家の人柄というのはしっかりと見極めるようにしてください。
■オシャレなデザイナーズ住宅を設計したけど施工できないことも!?
また、いくら優れたデザインの住宅を設計したとしても、現場の職人に技術があるかどうか、ということも大事な問題です。
例えば、家のデザインを良くするために曲線ばかり使ったデザインにしたものの、現場の職人の方たちがその設計に対応することができず、結果ちぐはぐな形の住宅になってしまった、ということもあります。
そのデザインで建築可能かどうか、ということは必ず確かめるようにしておいてください。
そして、デザイナーズ住宅は、輸入住宅と似たような問題になるのですが、特殊な部品などを使っている場合がありますので、もし修理が必要となった時になかなか部品を取り寄せることができない、ということがあります。
また、取り寄せに時間がかかるだけではなく、修理に必要な部品の費用も高額になってしまうことがあります。
最後に、デザイナーズ住宅の一番の問題点としては、やはり家づくりのトータルでの費用がかなり高額になってしまう、ということでしょう。
デザイナーズ住宅への憧れだけで進めてしまい、後で後悔することが無いように注意しましょうね。