日本での歴史はまだまだ浅いトレーラーハウス。東日本大震災の際にも仮設住宅の代わりとして注目を集めていました。そんなトレーラーハウスとはどのようなもので、設置する上でどのような注意点があるのかということについて紹介していきます。
■トレーラーハウスは自走できない・・・
トレーラーハウスと言ってしまっても、正直日本での歴史というのはまだまだ浅いです。
だからこそ、知っている人もいれば聞いたことも無いという方もいます。また、キャンピングカーと同じようなものだと思っている方もいます。
確かに、トレーラーハウスというのは定住を目的として設置するキャンピングカーのことでもありますので間違っているとは言い切れません。
しかし、1点、大きな、そして根本的な違いというものがあります。
キャンピングカーはエンジンがありますので、自分で公道を走ることができます。トレーラーハウスはエンジンがありませんので、自分で公道を走ることができません。ただ、引っ張ってもらえば公道を走ることはできます。
さて、そんなトレーラーハウスですが、基本的にはキッチンもトイレもお風呂も付いていますので、一般の住宅とそれほど変わらないようにも思えます。
ただ、残念なことに日本では歴史が浅いこともあってまだ法律が整備されていないというのが現状なのです。
だからこそ、日本ではまだこのトレーラーハウスを車両として扱うのか、建築物として扱うのか曖昧なところがあるのです。
■プレハブ小屋ぐらいの認識でいたほうが・・・
今現在のところで言うと、ほとんどの場合が車両扱いされており、固定資産税の対象からも外れています。
ただ、当然定住目的のトレーラーハウスですので、今後は建築基準法も改正され、建築物としてみなされる可能性が多くなると思います。
特に、一つの基準としては、通常の車両のようにすぐに移動することができないとすれば建築物としてみなされる可能性が高いでしょう。
つまり、ガスや電気などの配線、配管をしっかりと接続してしまっているため、取り外すのに工事が必要などとなったらもはや車両とはみなしてくれないことだと思います。
もしトレーラーハウスの導入を検討しているのであれば、あくまでも「庭にプレハブ小屋のある家」で紹介しているようなプレハブ小屋の代わりと考えておくぐらいの方が良いのではないでしょうか。
ちなみに・・・、キャンピングカーではないので、トレーラーハウスを設置する土地は必要ですのであしからず・・・。