外構のメンテナンスコストについて

庭や門扉やフェンス、デッキやパティオなどなど、家の外構は多くの要素から構成されており、それぞれ遅かれ早かれ劣化していきます。だからこそメンテナンスが必要になり、そのためのコストが発生します。家の外交にはどこにどのようなメンテナンスコストが発生するかを紹介していきます。

■多種多様な要素からなる外構はメンテナンスも大変・・・

住宅の外構は、家の顔とも言われる重要な要素の一つです。外構は、敷地内の道路や庭、門扉やフェンス、駐車場など、多種多様な要素から構成されます。しかし、外構は家を長期にわたって美しく維持するために必要なメンテナンスも必要です。

まず、外構には季節によってメンテナンスが必要なものがあります。例えば、春や秋には敷地内の落ち葉や枯れ草の除去が必要です。また、冬には雪かきが必要になります。これらの作業は、手間と時間がかかるだけでなく、それによる費用もかかります。

また、外構には建物や設備と同じように経年劣化が起こります。フェンスや門扉、外壁塗装、路面舗装、庭木の剪定などは、10年から20年程度で交換や再塗装が必要になることがあります。これらのメンテナンスには、一定の費用がかかります。

さらに、外構のデザインや素材によってもメンテナンスコストが異なります。たとえば、石やレンガを使用した敷石やフェンスは、木製品よりも耐久性が高い反面、取り替えや修理が必要な場合、費用が高くつくことがあります。また、自動門扉や防犯カメラなどの設備も、機器の種類や仕様によって費用が変わることがあります。

以上のように、外構には季節によるメンテナンスや経年劣化によるメンテナンス、デザインや素材によるメンテナンスなど、様々な要因がかかわってメンテナンスコストが発生します。

■デッキやパティオ、ドレインのメンテナンスは?

具体的な箇所について言及していくと、例えばデッキやパティオがあります。デッキやパティオは、家の外部で日常的に使用される場所であり、人々が自然を楽しむスペースとなります。特に木製のデッキやパティオは、風雨や日光に直接晒され、これらの影響を大きく受けます。これらの影響により、木材が劣化したり、色褪せたり、割れたりする可能性があります。

メンテナンスとしては、定期的な塗装や防腐剤、防水剤の塗布が必要となります。これにより木材が劣化するのを防ぎ、見た目を美しく保つことができます。また、木材が大きく損傷している場合は、部分的あるいは全体的な交換が必要になることもあります。

他には忘れがちなところとしてドレイン(排水路)もあります。家の外部に設置されたドレインは、雨水や生活排水を適切に排出する重要な役割を果たします。これが詰まると、水が家の基礎に滞留し、結果として家の損傷を引き起こす可能性があります。また、排水不良は庭や敷地内の水浸しや水害を引き起こす可能性もあります。

ドレインのメンテナンスとしては、定期的な点検とクリーニングが必要です。葉やゴミ、泥などがドレイン内に溜まると、水の流れが阻害されます。これを防ぐためには、定期的にこれらの汚物を取り除く必要があります。

また、ドレイン自体が損傷している場合や、古くなって機能を果たせなくなっている場合は、部分的な修繕や全体的な交換が必要になることもあります。

外構のメンテナンスには費用がかかりますが、しっかりとメンテナンスを行うことで、長期的に家の美しさや耐久性を保つことができますよ。

Author: house building