家の売却のことも考えておく・・・

家を建てる際、売却も考慮することは重要です。だからこそ、売れやすい家の条件、売却を意識した設計のポイント、アフターサービスの充実さについてご紹介。将来的な価値も考慮した住まいを手に入れるヒントを提供していきます。

 多くの方にとって家づくりは初めての経験であると同時に最後、終の住処と考えて家をつくります。しかし、現実問題として転勤や、費用面、不測の事態により売却せざるをえない状況も考えられます。売却を考えず自分の思うままに家づくりした場合、なかなか買い手が見つからなかったり、家の価格が相場以下になったりする恐れもあります。人生で最も高い買い物とされる家、売るときであっても損したくないと思いませんか。

 そこで今回は、売れやすい家の条件とは何か、売却を考慮した家の設計、アフターサービスについての3つをご紹介いたします。

1.売れやすい家の条件とは

 売れやすい家には、いくつかの条件がございます。例えば、最寄り駅からのアクセスの良さや、住みやすい周辺環境、築年数は10年以内か、正方形に近い敷地形状か、日当たりが良いか、管理がしやすいか、一般的な間取りであるかといった条件を見られます。

 では売れにくい家とはなにかといいますと、見栄えが悪く古そうな状態、思い入れが強すぎたため一風変わった間取りや設備になっている家などがあります。

 売却を考慮するとはいえ、敷地条件や周辺環境を変えていくことは、予算の関係で難しいケースが多いです。しかし、建物本体やエクスリアの工夫をすることで、売れやすい家に近づけることが可能です。具体的な設計について次から解説いたします。

2.売却を考慮した家の設計

 設計する際のポイントをご紹介します。

 1つ目のポイントは一般的な万人受けする間取りを採用することです。家族構成の変化に対応できる間取りや、スライド式扉(可動間仕切り)を使って2つの部屋を一体的に利用できる開放的な間取りも人気のため資産価値の向上につながります。具体的には、リビングダイニングと洋室の間にスライド式扉を設け、ゲストが来た際にスライド式扉を開けることでLD+洋室の広い空間をつくるといった設計手法になります。

 2つ目のポイントは自然光を取り入れた明るい空間を設計することです。照明いらずの明るい家は、内覧時に好印象となります。建物南側には、リビングや吹き抜けといった大開口を設けやすい部屋を配置することで、明るく開放的な空間とするのがおすすめです。大空間には、構造上の内部柱や耐力壁が入るケースがありますので、日常生活で極力支障ない位置へ設置できるか、設計事務所と打ち合わせしましょう。

 3つ目のポイントは、駐車スペースを確保した設計をすることです。駅からよほど近い場合を除いて、一軒家では駐車スペースのニーズが高いです。初期設計の段階から、駐車しやすい動線を確保した建物配置とすると良いでしょう。狭小地の場合は、建物1F部分にビルトインガレージを設けると敷地を有効利用できます。 

3.アフターサービスについて

 売却する家のアフターサービスが充実している場合、家の評価は高くなります。アフターサービスの観点からは、大手ハウスメーカーを選択することをおすすめします。定期的なメンテナンスを実施することで30年の雨水侵入・構造耐力の保証があったり、訪問サービスでの修理を行っていたりと家を建てた後も安心できます。また、大手ハウスメーカーはリフォーム部門もあるため、売却前にスムーズにリフォームできることもメリットの1つとなります。

4.まとめ

今回は売れやすい家の条件とは何か、売却を考慮した家の設計、アフターサービスについての3つをご紹介いたしました。こだわりをもって家づくりすることは大切です。万が一に備え、売れやすい家の条件をマイホームに取り入れてみてはいかがでしょうか。

Author: house building