一軒家の一般的な広さは?

2021年01月23日 追記・変更

一軒家には一般的にどれぐらいの広さが必要なのでしょうか?20坪?60坪?そして、本当にそれだけの広さが必要になるのでしょうか?一軒家の一般的な広さ、面積と併せて理想の家に必要な広さはどれぐらい必要なのかについて紹介していきます。

■一軒家の一般的な広さとは・・・

60坪でも狭い・・・。20坪だと広い・・・。これは何のことでしょうか?

一軒家の一般的な広さとして、60坪もあれば広く感じます。逆に、20坪だと、狭く感じてしまうのが一般的な感覚でしょう。しかし、逆に60坪でも狭く、20坪でも広く感じることだって多々あります。

それは、立地によるということです。地価の安い地方では、60坪あっても狭く感じるし、都心の一等地であれば、20坪であっても広く感じる。

それでは、立地によって異なる一般的に広いと感じられる一軒家の広さはいったいどれくらい必要なのでしょうか?一般的には都市部で30坪前後、狭いところだと10~15坪程度で、地方に行けば大体60坪程度から、といったところです。

仮に100坪あったとしても、それが豪邸と言えるかどうか、となると難しいところもあるでしょう。

都内で100坪の土地に家を建てていると豪邸だと考えられますが、地域によっては300坪ないと豪邸とはいえない、という地域もありますので、一概に一般的な広さ、というのも難しいものがあります。

■大事なのは理想の家に必要な広さ

一般的な大きさの話をしているところで、否定することになってしまいますが、一軒家の一般的な広さなど実はあなたにとっては何の意味もない、ということです。

何よりも大事なのは、あなたが作りたい理想の家がどれぐらいの広さが必要なのか、という点についてだけ気にすればいいことなのです。

そのため、『間取り編』や『必要要件』で紹介してきた通り、理想の家づくりはまず初めに土地ありきではなく、あなたが実現したいことを図面に起こすことでどれだけの建坪が必要かを把握し、その建坪に収まる土地を探す、ということが何よりも大事になってくるのです。

そして、間取りだけではなく、設備や庭にどれだけのスペースが必要か、ということも考慮に入れたうえで必要な土地の広さというものが決まってきます。

建蔽率の問題はありますが、建築面積(2階や3階の面積も含めた延べ床面積ではありません、建物を真上から見た時の面積です。)20坪なのに、100坪の土地など必要ありません、40~50坪で十分です。逆に40坪は確保したいところです。

とはいえ、豪邸といわれるお宅は100坪などざらにあったりしますので、土地は広ければ広いほうがよいかと思い憧れてしまいますが・・・。

ただ、憧れだけで意味もなく広い土地を選択し、その分限りある予算を使ってしまい家の設備にかけるはずの費用が足りなくなる。あなたが理想の家づくりで実現したいことを泣く泣く断念してしまうと本末転倒です。

また、もともと土地を持っており、その土地に新しく家を建てる方も居られるかと思います。そのような方は、建てられる家の大きさの最大値が決まっていますので、いかに無駄のない大きさの家を設計するか、ということが重要になってきます。

土地つまり地面に住むわけではありませんので、できるだけ建物に費用をかけられるように、家づくりのために用意できる総予算の中で土地の値段が占める割合をできるだけ低く抑えることをお勧めします。

できることであれば、土地ありきで家の面積を決めるよりも、理想の家の建物に必要な面積を把握したうえで、その広さに合う土地を探すようにしてみてください。

必要な建物の広さに応じた土地を探す
一軒家の一般的な広さまとめ
●一軒家の一般的な広さは、都市部で30坪前後、狭いところだと10~15坪程度で、地方は大体60坪程度
●自分が作りたい理想の家がどれぐらいの広さが必要なのか、に関して気にすること
●無意味に広い土地は予算も圧迫するため必要ない
●土地は総予算の割合をできるだけ低く抑えるようにする
Author: iehome