家具の空間占有率を意識しよう

2021年01月23日 追記・変更

部屋の間取りを考える際には、事前に家具の配置まで考えておく必要があります。家具の空間占有率がどのように部屋の広さに影響を与えるか、ということについて紹介していきます。

■家具を置くことまで想定したうえで間取りを考えよう!

家づくりにおいて間取りの広さを考える際は、どうしても図面だけで考えてしまいがちになりますので、家具のことまで考慮されていないことが多くなります。

しかし、実際に住むにあたっては当然家具を置くことになりますので、家具を置いたことで想定していたよりも部屋が狭くなってしまうということがあります。そのため、大事なのは設計段階で家具を置くことまで想定したうえで間取りを考えていくことです。

部屋の広さに合わせて家具を配置すれば問題ないと考えるかもしれませんが、テーブルやソファなどは意外とスペースを取ることになります。

■家具の空間占有率は3割以内に抑えよう!

一般的に家具の空間占有率は3割程度と言われています。もしそれ以上の空間を家具が占めてしまうことになると、かなり部屋自体が狭く感じてしまうことになります。

特にダイニングテーブルの場合などは、テーブルだけの広さだけではなく、イスのことも考慮に入れる必要があります。

イスに座るためには、イスを引くためのスペースも必要になりますので、狭い空間にダイニングテーブルを置いてしまうと、窮屈さを感じながら食事をしなければなりません。

寝室などもベッドの大きさは必ず考慮しておくようにしないと、寝室にベッドを入れたら扉が開かなくなったなどということが冗談ではなく本当にある話ですので気を付ける必要があります。

部屋の大きさというのは住んだ後の生活をイメージしながら設計していかなければ、実際に住んだ後に不便を感じることになりますので気を付けるようにしてくださいね。

Author: iehome