地域:埼玉県・川口市に住む・・・

ほぼ東京、という言葉がぴったりな東京都のすぐ上に位置する埼玉県川口市。東京に近いからこそ都心で働く人が多い一方、川口市内だけでも生活が十分成り立つ便利な街。そんな川口に住む上でどのような特徴があるのかということについて紹介していきます。

■コロナの影響で移り住む人が増えた街・・・

埼玉県川口市は、交通インフラが大変充実しており東京都心や埼玉中心部へのアクセスが便利で適度な距離の地方と言える街です。

コロナ禍の影響もありテレワークが推進されている中、都内に比べ家賃が格安ということもあり転入超過数は全国最多となっています。

埼玉第2のビッグシティである川口市には、アリオ川口、イオンモール川口という大型ショッピングモール、24時間お買い得な値段で品揃えしているスーパーなどが市内に点在しており休日や急な入用があったり終電後も安心して買い物ができる施設が充実しています。

交通インフラの充実で休日のお出かけプランに千葉や栃木などの郊外を選択肢にできます。
ディズニーランドにだって車、公共交通機関どちらも1時間以内で行くことができますよ。

もともと川口市内は平地が広大、気候が穏やかで安定している、交通インフラの充実、安価な土地価格という理由から工場や倉庫の需要が高い地域でした。

しかし近年は工場跡地にファミリー向けマンションが林立し出して街の様相が一変。
さらに未開発だった土地もアベノミクス、東京五輪景気で開発の一途を辿り、東京都23区というだけで坪単価が高額となる割に都心へのアクセスは悪いというような土地を購入するよりも、資産価値としても有望で住みやすい環境を今ならリーズナブルな価格で手に入れられます。

また、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県を対象にした「本当に住みやすい街大賞2021(関東)」のグランプリに埼玉県の川口(駅周辺)が2年連続選出され、県内の住宅地上昇率のトップ10を占めるなど川口市の魅力に気づいた人が増加し、今後も増加する傾向にあるようです。

それは公示地価にも反映され、地価が上がると治安が良くなるという好循環に入り、ひと昔前まで「川口は治安が….」という川口を敬遠する理由を払拭しています。

ただ川口市が他の街と比較して注意する点を挙げますと、山間や谷間など大雨に見舞われた際に床上まで浸水する地域が少なからず存在する、地盤が弱いエリアがあると言った点でしょう。

もちろんこれは場所によりますので、埼玉県川口市近辺で土地を購入するときは地盤調査やハザードマップの確認をお勧めします。

近年の気候変動によるゲリラ豪雨等、山間でも谷になっているところ、用水路が近いエリアにはとくに注意を払ってください。

■ファミリー層が暮らす街として整備された街、それが川口

さてそんな川口市、オススメしたいエリアとしては、『東川口駅』を中心としたエリアです。

特に、『戸塚南小学校』の周辺は、市立のスポーツセンターや公園が整備されており、それはすなわち住民が環境の良い暮らしを送るための設計がなされている、と言えます。
さらに東川口駅と戸塚安行駅の2駅が最寄りとして利用が可能な場所に位置していますね。

またここ数年で台地エリア(山の上)を整地し、大規模マンションや戸建ての建築ラッシュとなっている模様です。10年以内に竣工された開発地域なので小学校や公共施設等が全て新しく、キレイな状態で使用できます。

保育園や、常設で夜間と休日の診療を行うこども夜間救急診療所、「子ども発達相談センター」など子どもの健康に対応する施設を充実させており、子育て世代にはうれしい住環境となっています。

老人ホームやデイサービス施設が複数建設されており、3世代同居や介護をしながらでも暮らしやすい街を目指して日々成長している街のようです。

住宅価格としては、同じ埼玉県で発展が著しい越谷や三郷と比べて1000万円くらい上回った価格帯(戸建て)ですが、それでも購入希望者が増加傾向にあるのは、車、公共交通機関の充実等、暮らしに欠かせない施設も多いのが売りとなって選ばれているようです。

ただ、バスの便数が急増する人口に対して追いついていないようなので、老齢の方や普段バスを利用することを念頭に置かれている方に関しては注意が必要です。

最後に子供がいる世帯が気になる川口市の教育に関しての特徴です。

残念ながら近年まで受け皿が少なく、さいたま市市内や都内の高校へ生徒が流出しておりましたが、2021年開校の川口市立高等学校附属中学を筆頭に教育に力を入れ、県内では政令市のさいたま市に次ぐ人口規模の中核市として学力向上へ独自性を発揮した施策を展開しているようです。

近年増加しているいじめの問題に関しても改善を求める民間団体が結成され、安心して子どもを学校に通わせられるように変革していくことでしょう。

ちなみに・・・、鳩ヶ谷に近いエリアは東北自動車道、側道として片側2車線のバイパスである国道122号線が通っていて、その利便性から物流・工業地域として発展しており、空気汚染、騒音、振動など静かな暮らしを望んでいる世帯には不向きな地域もあります。

とはいえ、東京への通勤圏内で、安心で良質な住環境で子育てをしたい、将来を見据えた価値のある資産を持ちたい、等の人であれば川口市は良い選択肢になるのではないでしょうか。

Author: iehome