最近ではあまり見かけなくなってきたものの、暖かい天気のいい日などに日向ぼっこなどをするには最適な場所である縁側は、家には重要な役割を持っています。エコな家の象徴でもある縁側のある家にはどんな機能や役割があるのかについて紹介していきます。
■縁側は暖かい・・・
縁側のある家、というと、サザエさんの家のような家のことを思いつく方も多いのではないでしょうか?
暖かい天気のいい日などに日向ぼっこなどをするには最適な場所ですよね、縁側って。
縁側というのは日本家屋の象徴でもあり、昔の家であれば必ずと言っていいほどどこの家にも縁側は存在していました。
最近ではあまり見かけなくなってきた縁側ですが、縁側というのはただ日向ぼっこをするためだけに作られたわけではなく、当然縁側を作る意味があるからこそ今まで存在していました。
縁側があることによって夏の高い日差しから家の中を暑くしすぎるのを防ぎ、逆に冬の低い日差しは家の中に届かせることによって家の中を温かくする、という効果があります。縁側のある家はエコな家と言い換えることができるかもしれません。
■団らん空間としての縁側
とはいえ、やはり縁側を作る一番の目的は団らん空間としての機能を期待してのことでしょう。
夏場は縁側でくつろぎながら夜は花火をしたり、昼間はガーデニングを鑑賞したりなど、自然と人が集まる空間を作り出すことができます。当然家族だけではなく、ご近所の方にとっても集まりやすい空間になります。
あと、やはり縁側のある家というのはどこか風情を感じますよね。どこかタイムスリップをしたような、ノスタルジックな雰囲気を感じることができます。
当然多少空間に余裕のある広さの家でないとなかなか縁側を作る、というわけにはいかないでしょうが、縁側を作るだけでも家の雰囲気を一変させることができますので、せっかく作る理想の家の選択肢の一つとして縁側のある家、というのも考えてみてはいかがでしょうか?
メリット | ●夏は日差しを防ぎ家の中を涼しくする ●冬は日差しが入り家の中を温かくする ●人が集まる空間を作り出すことができる ●ノスタルジックな雰囲気を感じることができる |
デメリット | ●空間に余裕のある広さの家でないと縁側を作るのは難しい |
【対応策の例】 | ●短い庇と、床の高さと同じ高さの木のベンチなどを用意することで、擬似縁側を作り出す、等々・・・ |