ここ最近エコの高まりもあって緑のカーテンを施す家が増えてきました。もちろんエコ且つ快適に過ごすことができるのですが、注意点もあります。緑のカーテンの注意点には何があるか、また優雅なパーゴラについても併せて紹介していきます。
■緑のカーテンはエコで快適で財布に優しい!?
緑のカーテンのある家、というのはつまり壁面緑化を施した家のことになります。
緑のカーテンと言えば思い起こされるのは甲子園という方も多いのではないでしょうか?
さて、そんな緑のカーテンを施すことで、夏は壁の温度上昇を防ぐとともに、日差しをカットして部屋の温度上昇を防ぐことができます。
エコという意味でも自然と共存という意味でも、「環境共生住宅に住みたい」でも紹介した環境共生住宅にはピッタリなのがこの緑のカーテンです。
そんな緑のカーテンには、「植栽で夏は涼しく冬は暖かく」でも紹介している植栽と同様、利用する植物は落葉性の方が良いでしょう。もし冬場も葉が茂っていると冬の暖かい日差しが家の中に入ってこず寒くなってしまいますからね。
そういう意味でも緑のカーテンに利用する植物はゴーヤが最適かもしれませんね。ゴーヤだと食費にも貢献です。
ただ、緑のカーテンにも注意点はあります。
ツルを壁に這わせるので、やはり植物自体の重さが壁にかかってくることになります。そして、植物から直接壁の中に水分が入りやすくなり、壁内結露を起こしやすくなってしまいます。
また、風が強い日などもツルが風で動くたびに壁が引っ張られることになりますので、外壁が劣化しやすくなるという点も見過ごせません。
■パーゴラは優雅な午後のティータイムのイメージ
ということを考えると、ネットを張り、ネットに植物を絡ませる方が建物への負担は少ないと言えます。
また、もし撤去するとなった際でも、ネットの方が撤去させやすいという面もあります。
壁の場合は直接壁に絡まって取りづらくなっていますので、ネットの場合との差は雲泥の差となってしまいます。
外壁へのダメージや撤去の手間ということまで考えておく必要がありますよ。
また、単純に日よけのためだというのであれば、パーゴラを利用するという手もあります。
パーゴラとはツル性の植物を絡ませるための木材の棚のことで、日よけなどのためにも使われます。
棚と言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、要はぶどうのツルなどを絡ませた棚のことになります。
よく海外ではこのパーゴラの下でお茶をしている優雅な映像が流れるので、見たことがある人も多いかもしれませんね。
場合によってはこのパーゴラとネットを使った緑のカーテンを組み合わせるということもできるかもしれません。
より建物への負担は少なく、でもエコで快適な生活を送ることができるため、検討してみてもいいかもしれませんよ。