外装といえば壁や屋根などですが、家づくりにおいては後で修理すればいいと軽視されやすい部分でもあります。家にとって大事な壁や屋根などの外装のキーポイントを紹介していきます。
■外装は家を守る要だからこそ優先順位を高くしよう!
さて、外装編です。こちらも庭編と同様、今までずっとマンション住まいだった方にとっては未知の部分となります。
外装部分で一番大きな部分は、壁と屋根になります。家によっては外塀も大きな部分となることもあります。そしてこの外装部分というのは、多くの人にとって家を建てるときは軽視をしてしまい、家に住んだ後に最も手間がかかる部分でもあります。
当然この外装という部分は、他人に最もみられる部分でもありますので、デザインに関してはこだわっておられる方は多くいます。しかし、あくまでも見た目だけにしかこだわっていないのが実情です。
そして、見た目だけにこだわり、機能に関してこだわっていないがゆえに家を建てて5年~10年で外壁・屋根の修理を行わなければならないことになってしまうのです。
今は昔と違い、壁や屋根に使われる塗料・材料は非常に高機能になっています。しかし、その分高価格となってしまっているため、見た目だけにこだわり安い材料を使ってしまい、後々後悔するということが多くなってしまっています。
「設備編」で優先順位についてお話ししていますが、この外装の部分に関して言えばなぜかいつも優先順位が低くなってしまい、外装にお金をかけず、代わりに設備にお金をかける人が多くなってしまっています。
しかし、普段雨・風を一番に受けているのがこの外装部分です。そのため、劣化は当然家の中の設備よりも早くなってしまいます。
だからこそ、家を建てる初めの段階で後の費用・手間も考えた選択をする必要があります。10年20年たっても後悔しないからこそ、理想の家づくりをできたと言えるのです。
■外装のキーポイント3点を押さえておこう!
家づくりにおいて重要と言える外装のキーポイントは、3点です。
- 初期費用をかけるか、維持費用をかけるか、検討しましょう。
- 外壁・屋根に関しては、初期費用をかければ非常に高機能の材料が揃っています。逆にピンからキリまであるのも外壁・屋根の部分で、安く済ませることもできます。
- ただし、その場合維持費用が大きくかかることだけは覚悟しておきましょう。初めに払うか、後々払うかの違いだけですが、手間暇を考えると最初にしっかりと対策を建てているに越したことはありません。
- 住む地域の気温は?暑い地域か寒い地域か考慮しましょう。
- 住んでから後悔する点として挙げられるのは、思ったより家の中が暑かった、寒かった、という点です。ここも屋根・外壁の材料にこだわることで現在は高機能の断熱材も多く出てきています。
(断熱材とは、熱を通しにくくする材料で、夏は涼しく、冬は暖かくなり、建物の冷暖房を効率化できます。) - 当然本格的な対策としては、玄関ドアや窓についても対策は必要となりますので、忘れないように検討しましょう。
- 住んでから後悔する点として挙げられるのは、思ったより家の中が暑かった、寒かった、という点です。ここも屋根・外壁の材料にこだわることで現在は高機能の断熱材も多く出てきています。
- 住む地域の治安によって外塀を考えましょう。
- 治安が悪い地域の場合、外から見て死角ができるだけ高い外塀は、逆に泥棒が入りやすくなってしまいます。外から覗かれやすく、かつプライバシーはしっかりと確保できる、ということを考慮に入れて外塀を考える必要があります。
外装部分は最もイメージしにくい部分かもしれませんが、非常に重要な部分でもありますので、時間をかけて検討していきましょう。