外構の照明で気を付ける点

2021年01月23日 追記・変更

せっかく外観にこだわっても外構に照明を用意していないと夜間は建物が映えません。実用面としても防犯、演出面としても外構の照明は必要です。外構に照明を取り付ける上でどのような点に気を付けるべきかなどについて紹介していきます。

■外構の照明は防犯上の非常に有効!

照明計画となった際にはついつい家の中の照明ばかり気にしてしまいがちです。

ただ家の中と同じように家の外、つまり外構の照明も非常に重要です。

その外構の照明を上手に演出するためにも知っておいた方が良いポイントもあります。

まずそもそも外構でよく使われる照明の種類としてはボラード(庭園灯)やアッパーライト、インジケーター、ブラケット、フットライトなどがあり、当然場所によってそれぞれ使い分けることになります。

その上で外構の照明の場合は、実用面、防犯面と演出面がありますので一つ一つ考えていきましょう。

まず演出面から。演出では建物を照らす照明と建物周囲を照らす照明、植栽を照らす照明があり、当然間接照明もよく利用されます。

そして建物を照らす照明としてはアッパーライトやブラケット、部分的にはスポットライトなどで演出することが多くなっていますね。

建物周囲を照らす照明の場合はダウンライトやボラードがよく使われ、植栽を照らす照明はボラードやアッパーライトなどがよく使われます。

■室内から漏れる明かりも有効活用しよう!

次です。防犯と実用は兼用となることが多いのですが、表札に小型のブラケットを取り付けたり玄関ドア付近にポーチライトをつけると有効ですね。

特に防犯の意味合いや無駄な電気代を抑えるためにも人感センサーや照度センサーの付いている照明にしたり、照度センサー付き人感センサーの照明を使っても良いかもしれません。もちろん多少費用は上がってしまいますが。

そして当然実用としても防犯としても演出としても室内からの明かりも有効活用できますよ。室内からの明かりですと余分な照明を取り付ける必要もありませんしね。

またデッキがある場合、夜間暗い際は段差が危険ですのでデッキに対する照明も忘れずに取り付けるようにしましょう。

後、住んでから新たに照明をつけたくなる場合もあったり、クリスマスの時期に照明で演出するような際には、「あると便利な外用コンセント」で紹介しているように屋外用のコンセントは有ったら使い勝手が良くなりますので用意しておいた方が良いでしょう。

尚、当然の話ですが屋外照明の場合全て防水対応は必須となっています。濡れる場所に取り付けておいてショートしたでは話になりませんからね。

またあまりに照明を使いすぎると明るくなりすぎて近所迷惑となりますので、この点についても注意が必要です。

ついつい自分達だけの視点で外構の照明を勝手に決めてしまいますが、周囲の家との距離や周囲からの見え方にも注意した上で外構の照明を考える必要がありますので、よく検討したうえで外構の照明を取り付けるようにしてくださいね。

Author: iehome