再犯率が高いことも特徴である侵入窃盗、いわゆる空き巣の件数、検挙率とはどれぐらいのものなのでしょうか?空き巣に入られる割合とはどれぐらいなのかについて紹介していきます。
■空き巣の件数はおよそ20,000件!?
それでは、空き巣(家人等が不在の住宅の屋内に侵入し、金品を盗むこと)はどれぐらいの割合で発生しているのか、見ていきましょう。
令和元年度の侵入窃盗の認知件数からみた空き巣の割合としては、33.9%で、件数としては、19,584件です。そして、侵入窃盗自体の件数は年々少しずつ減ってはきています。
しかし、これはあくまでも空き巣のみの割合・件数のため、忍び込み(夜間家人等の就寝時に住宅の屋内に侵入し、金品を盗むこと)の割合を含めると、割合は47.6%、件数は27,500件となります。
この数字は決して他人事、といえる数字ではありません。
■再犯率が高い窃盗...自衛手段は確保しよう!
また、令和元年の空き巣と忍び込みを合わせた検挙件数は16,178件、割合となる検挙率としては、58.8%となっています。
つまり、令和元年に起こった侵入窃盗のうち、割合にして41.2%、件数にして11,322件もの侵入窃盗(空き巣と忍び込み)事件の犯人が捕まっていないのです。そして、再犯率が高いのも窃盗です。
日本は安全の国、と昔は言われていましたが、やはり今の時代自分で自衛手段を持っておかないと、いつ犯罪に巻き込まれるか分かりませんので、自分を守るためにもできることはやっておくようにしましょう。
特に、どのような手段で空き巣が家に侵入してくるのか、ということを把握できていれば、対策は立てやすくなります。