このご時世いつどうなるか分からないからか、タンス預金をする方も金額もどんどん増えてきています。そして、タンス預金をする際に活躍するのが金庫です。金庫にはどのような種類があり、どのような金庫を選択すればいいのかについて紹介していきます。
■タンス預金が約50兆円!?
最近ではタンス預金という言葉も一般化し、家のなかで現金を置いている家庭が多くなりました。現在タンス預金の金額は約50兆円あると言われています。
タンス預金自体にはメリットもデメリットも混在しています。メリットとしては、ATMから引き出す際の手数料が必要ないこと、また金融機関が破たんすることによる手元に置いておくことの安心感などがあります。
逆にデメリットとしては、インフレ時にタンス預金の価値がなくなるということ、そして間違えて廃棄してしまう可能性があること、更に盗難や火事によってタンス預金自体が無くなってしまう可能性があることなどがあります。
しかし、今後もタンス預金が増えていくことを考えれば、どの家庭においてもタンス預金について考えておく必要があります。すなわち、タンス預金のデメリットの解消を考えておく必要があります。
とはいえ、インフレを止めることはできませんし、間違えて廃棄というのは気を付けていれば起こりません。そのため、ここで対応を取る必要があることとしては盗難・火災対策です。
タンス預金の盗難・火災対策として有効なのはやはり金庫の設置です。
■金庫にも種類がたくさん!どれを選べばいい?
最近では特にただ家庭用の金庫といっても様々な種類があります。
大型や小型の金庫から耐震耐火構造の金庫、盗難防止用の金庫や床下用の金庫などなど。そして鍵のタイプもダイヤル式からテンキータイプ、指紋認証式などこちらも様々です。
まず、金庫自体は大きく分けると防盗金庫と耐火金庫に分けられます。その上で鍵のタイプを選ぶ形になります。一般的には防盗金庫の場合だと耐火構造にもなっているため、防盗金庫を選んだ方が安心はできるでしょう。
ただ、ここで誤解の無いように言っておきますと、私はタンス預金を推奨しているわけではありません。むしろ、経済の活性化という意味合いにおいては、タンス預金は少なくし市場に出回る方がいいと考えています。
とはいえ、タンス預金をするわけではなくても、通帳や印鑑、重要書類を入れておくためにも金庫というのは重要な役割を果たします。
これから新しく家を建てるにあたって、やはり重要なものを置いておく場所というのは作っておくべきですし、その大事なものを安心・安全に保管するためにも金庫というのは非常に役立ちます。
タンス預金をする余裕がないからといって金庫が必要ないわけではありません。家のなかには通帳や印鑑など大事なものが多くあります。
もちろん、火事を起こしたり泥棒に入られたりしないことが一番ですが、もしもの時の安心のために金庫を設置する、ということも考えてみてはいかがでしょうか。
金庫の設置も考えるまとめ |
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●タンス預金の盗難・火災対策としては金庫の設置が有効 ●金庫自体は大きく分けると防盗金庫と耐火金庫に分けられ、その上で鍵のタイプを選ぶ形になる ●通帳や印鑑、重要書類を安心・安全に保管するためにも金庫は役に立つ |