仮に家自体が地震に強いとしても、災害に対する事前準備を何もしていなければ、もしもの際には何も対応できないということもあります。災害時にも困らないために事前に準備しておくことと、用意しておきたい備蓄品一覧について紹介していきます。
■何よりも事前の準備が必要かつ有効!
地震に強い家を作ったとしても、いざ実際に地震など災害が起きてしまうと、災害時には何も対応できず固まってしまうということはよくあることです。であるならば、災害が起こっても対応することができるように、事前の準備を抜かりなくしておく必要があります。
特に、大きな地震が起きた際などに何の対応もしておらず動けないでいると、家具や建物の倒壊に巻き込まれて取り返しのつかないことになってしまうこともあります。そうならないための事前準備が必要となるのです。
事前準備としてやっておきたいことの一つが家具に対してです。
やはり家具などのインテリアというのは地震時に飛んでくることとなり、かなり危険が生じます。その危険を少しでも少なくするためには、やはり家具が飛ばないための工夫というのが必要となってきます。
例えば、キャスター付きの家具などは意外とその場で揺れ動くだけで倒れることがありませんので意外に安心な対応策になります。他にも窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っているだけで災害時の被害を少なくすることができます。
また、とっさの場合の被害を軽減するために、枕元に座布団を置いておくということも意外と有効な手段です。避難する際もまずは頭を守ることが大事になりますので、普段から座布団を近くにおいておくという対応をしているだけでも安心感が違ってきますよ。
■用意しておきたい備蓄品の一覧とは?
では実際に災害が起こってしまった場合、どのようなものが家に備蓄されていると安心できるのでしょうか?
「災害時のために備えておきたい備蓄品とは?」でも少し紹介していますが、地震など災害時のために家に用意しておきたい備蓄品の一覧を紹介します。
- 現金
- 通帳・印鑑・キャッシュカード
- ラジオ・ライト・携帯充電バッテリー
- 軍手 or 厚手の手袋
- 手ぬぐいor タオル
- 水・非常食
- 着替え用の衣類
- レインコート
- 寝袋 or 毛布
- 簡易トイレ
- 生理用品
- 救急セット
- ガムテープ・油性マジック
- サランラップ・アルミホイル
- 十徳ナイフ
- 笛
- 長靴 or 運動靴
- ミルク、おむつなどの乳幼児用品
- ロープ
以上のようなものを備蓄していると、もしもの際でもかなり安心できます。
当然必ず全て用意しておかなければならないというわけではないのですが、ロープや手ぬぐい、ガムテープやサランラップなどは、災害時には多用途に使うことができますので、できれば用意しておいた方がいいでしょう。
とはいえ、いざ災害が起こってしまうとこれだけでは足りないこともあると思います。しかし、まずは生き抜くということを考えた際にはせめて上記で挙げたものぐらいは備蓄しておきたいものです。
どれだけやっても万全ということはないかもしれませんが、少なくともできることはできるときに準備しておく、という心構えが何より必要なのかもしれません。
災害時の対応と用意しておきたい備蓄品一覧まとめ |
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●災害時の被害を少なくするためには、家具はキャスター付きにしたり、窓ガラスに飛散防止用フィルムを貼るだけで有効 ●常日頃から枕元に座布団を置いておくということも意外と有効な手段 ●ロープや手ぬぐい、ガムテープやサランラップなどは、災害時には多用途に使うことができる |