施工業者の倒産を避けるために

2021年01月24日 追記・変更

家を施工する業者が倒産してしまうと悲惨な状況となってしまいます。そうならないためにも契約前にしておくべき会社情報を知る方法、倒産しても問題ない方法について紹介していきます。

■絶対に倒産しない会社などどこにもない...

家の建築途中に施工業者が倒産してしまうと、お金は返ってこない上に家が完成しないという最悪の状況に陥ってしまいます。そうならないためにも、やはり倒産しそうな施工業者とは契約しない、ということが大事になってきます。

では、倒産しそうな施工業者と契約しないためにはどうすればいいのでしょうか?

やはり、契約前の段階で事前に業者の経営状態をチェックしておく、ということが必要になります。

最近ではネットでも会社の評判を調べることができますし、数千円の費用をかけるだけで詳しい経営状況を調べることもできます。何千万円も預けることになるのですから、多少の出費は目をつぶってでも調査しておいた方がいいでしょう。

とはいえ、会社側としても仮に倒産しそうであったとしても、当然顧客にはそんな状況が分からないように振る舞います。担当営業マンクラスでは倒産の事実すら知らない、という可能性もあります。

そのため、絶対にこの会社は倒産しない、などというように見極めることはほとんど難しいと言えるでしょう。

■倒産しても大丈夫な業者を選ぶようにしよう!

では、発想の転換として、万が一倒産してしまっても大丈夫な業者を選ぶ、というふうに考えてみましょう。ここで問題なのは、契約した業者が倒産すること自体よりも、支払ったお金が返ってこず、家が完成しない、ということが問題になります。

施主側の立場としてみれば、契約した会社が倒産することはあまり関係なく、支払った費用で家が完成するかどうか、ということが重要になります。そのためには、住宅完成保証制度利用届出事業者を利用するということが大事になります。

これは、「消費者を保護する法律・制度」でも紹介しましたが、家の建築を行う業者が倒産した等により工事が中断してしまった場合に、保証会社などが費用を負担してくれる制度です。

この住宅完成保証制度の利用届出事業者であれば万が一倒産したとしても家は保証してくれますので、施主の立場としては安心です。

これは業者選びの一つの尺度ともなりますので、やはり業者の倒産が心配のようであれば、住宅完成保証制度利用届出事業者を選ぶというのを一つの基準で考えてみてはいかがでしょうか。

Author: iehome