スウェーデンハウスを評価!

あまり有名ではないかもしれませんが、輸入住宅のハウスメーカーとしては第一人者なのがスウェーデンハウスです。高気密・高断熱など優れた特徴の多いスウェーデンハウスにはどのような良いところ、注意するところがあるかを紹介していきます。

■スウェーデンハウスは高気密・高断熱!

それでは今回は輸入住宅のハウスメーカーとして20年以上の実績があるスウェーデンハウスについて評価していきます。このスウェーデンハウスは、全ての部材ではないのですが、一部の部材をスウェーデンの現地工場で作って日本で家を建てるハウスメーカーになっています。

日本では少ない輸入住宅のハウスメーカーだけあって、他のハウスメーカーとは違う特徴を多く持っています。

スウェーデンハウスの特徴と言えば、やはり輸入住宅だけあってまずは何と言っても高気密・高断熱性能でしょう。特に力を入れているところが窓についてです。

やはり断熱といった際に窓は重要になりますが、その窓においては木製サッシの3層ガラス窓を全棟標準装備しています。

この3層ガラス窓によって高断熱を実現しているのはもちろんのこと、遮音性という意味合いにおいてもかなり有効な窓ガラスですので、これを全棟標準装備というのはスウェーデンハウスのかなりの魅力だと言えるでしょう。

ただ、ここで勘違いされる方も多いのですが、サッシが3層になっているわけではありません。あくまでも窓ガラスが3層になっているだけですので、勘違いはしない方がいいでしょう。

■かなり優れた特徴が多い!だけど...

家の構造としては、「モノボックス」構造を採用しているとスウェーデンハウスのサイトでは紹介していますが、要はツーバイフォー工法のことです。ただ、ツーバイフォー工法ですので当然地震に対しても強いと言えるでしょう。

そしてスウェーデンハウスの他にはない特徴と言えば『全棟高性能保証表示システム』があります。『全棟高性能保証表示システム』とは、全棟を対象に断熱性を設計段階で計算して、気密性も引き渡しの前に測定するシステムです。

このシステムを設けていることで高断熱高気密にはかなり力を入れていることが分かります。また、24時間熱交換型換気システムを標準装備というところも嬉しいところです。

このように輸入住宅としての魅力がかなり詰まったハウスメーカーだと言えますが、当然良いところばかりというわけでもありません。

気を付けないといけない点として、やはりまずはスウェーデンという時点でシロアリの発生など想定していない地域ですので、日本の湿度の高い気候にどこまで適応できるかは若干疑問が残ります。

また、質にこだわっているのは分かるのですが、価格帯が非常に高価格帯になっています。大手のハウスメーカーと比べても最高ランクの高価格帯になっています。

当然、デザインとしてはかなり特徴のある住宅を作ることができるメーカーです。ただ、本当に価格にあった住宅かどうかということは十分検討することが必要ですので、時間をかけて検討するようにしてくださいね。

Author: iehome