理想の家の価格

2021年01月23日 追記・変更

家づくりを行おうと考えている方にとって、理想の家の価格とはいくらぐらいの金額でしょうか?理想の家の価格はどのように考えればいいのか、ということについて紹介していきます。

■1,000万円で理想の家は実現可能!?

では、理想の家の価格とはどれぐらいで考えればいいのか、ということを考えていきましょう。

『1,000万円で理想の家を建てる!』そんなの不可能だ、と思われる方も居られるかもしれませんが、可能です。当然その人にとっての理想の家が、ということですので、あまり家に多くを望まない方にとっては、1,000万円でも充分理想の家になり得るのです。

とはいえ、当然自分にとって理想の家づくりをするわけですから、費用は高ければ高いほど思い通りの物件を作ることができます。

ただ、現実問題としてある程度限られているはずです。また、家の設計から入る分、建売で売られている物件(建売とは、場所や建物の間取りや設備、売却価格まで全てが業者によって決まってしまっている物件のこと)よりも、価格が高くなる、と感じるでしょう。

当然、家を建てる期間からして長くなる分、人件費等も多くかかりますので、建売よりも高くなることは多いです。ただし、注文住宅の場合は、建売の場合と異なり、モデルハウスを建てる費用など、無意味に施主がかぶる必要がなくなる費用なども多くありますので、一概に高くなるというわけではありません。

■土地と建物の割合には注意しよう!

それでは肝心の金額の話ですが、結局のところいくらの予算を用意できるのか、ということに限ります。限られた予算の中から理想の家を作る、これが家づくりにおいて最も重要な点だと言えます。そのため、その予算を超えないために、あらかじめ理想の家をイメージしておくことが必要なのです。

ただし、気をつけておく点として、土地と建物の割合があります。土地と建物のどちらを優先するのか、という問題はありますが、どちらの場合でもおおよその割合として、6:4ぐらいの割合で収まるように考えて頂きたいですね。

例えば、総予算4,000万円で、土地を優先する方の場合、土地代は2,400万円前後、建物は1,600万円前後を一つの目安にするといいでしょう。逆に、建物を優先する方の場合だと、土地代は1,600万円前後、建物は2,400万円前後を一つの目安にしてください。

やはりこの土地と建物の割合の差があまりにも大きくなり、極端ですが8:2ぐらいにまでなってしまいますと、土地か建物のどちらかは極端に妥協をしなくてはならなくなります。そうするともはや理想の家とは到底言えなくなってしまいます。もしくは、総予算を無理して引き上げなければならなくなってしまいます。

特に、当初は予算通りで家を建てようと考えていたものの、家を設計している段階であれが欲しい、これも欲しいとなってしまって、当初の予算から大幅なオーバーとなってしまった、ということはよく聞いたことがあるかもしれません。

そうなってしまうと、家を建てた後の生活に全く余裕がなくなってしまい、もしもの際には非常に苦しい思いをすることになってしまいますので、できるだけ家の価格は当初の予算をオーバーしないようにしたいものです。当初の予算をオーバーしないということは、理想の家づくりにおいても重要なことです。

そして、予算をオーバーしないようにするための重要な視点としては2点あります。

1つ目は優先順位、2つ目は自分でできることは自分で、という2点です。では、この2点について考えていきましょう。

優先順位をつける

家づくりにおいて予算に上限がある以上、優先順位をつけるということが必要になりますので、絶対に譲れないモノについてや、優先順位のつけ方、代替案、ローンのことなどについて紹介していきます。

自分でできることは自分で

費用を抑えるという点においても非常に重要な視点である自分でできることは自分で行うということを実践するために、間取りの作成や価格の調査、相見積もり、値切り交渉などついて紹介していきます。
Author: iehome