上棟式ってどうするの?

2023年04月09日 追記・変更

家を作っている職人たちへのねぎらいという側面もある上棟式はやっておきたいけど、準備や用意しておくものなど何があるのかわからない・・・。上棟式をいざ行うとなったらどのようなことをすればいいのか、ということを紹介していきます。

■上棟式は職人たちへのねぎらいの意味も...

地鎮祭と同じく、最近行われなくなってきた行事としては上棟式があります。また、式自体が簡略化されてきているのも特徴だと言えるでしょう。

ただ、上棟式には今後の工事の無事完成を祈願するというだけではなく、家を作っている職人たちへのねぎらいという側面もあります。建築業者や大工さんとゆっくりコミュニケーションを取れる機会というのはそれほど多くありませんので、良好な関係を築くという意味合いではできれば行った方がいいでしょう。

また、そもそも建築地の地域柄として上棟式が一般的に行われる地域でしたら、やはり郷に入っては郷に従うじゃないですが、今後の地域との関係からも上棟式を行った方がいいかもしれませんね。

そして、式自体ですが、上棟式は施工者がほとんど用意してくれますので、こちらもほとんど施主の方は準備する必要がありません。ただ、神酒・米・塩・水は用意するようにしておきましょう。

それよりも、準備しておくべきは、儀式の後に行う宴会の用意です。職人たちへのねぎらいの為の宴会ですので、こちらの準備は必要です。料理やお酒、ジュース類や折詰などを用意しておくようにしましょう。

となれば、当然周囲に迷惑をかける恐れもありますので、地鎮祭の時と同じく近所の方にはいつ上棟式が行われるか、ということを連絡しておいた方がいいでしょう。

■上棟式は柱や梁の状況を確認する絶好のタイミング!

ちなみに、上棟式の際は、式の他にもこのタイミングだからこそ確認しておきたいことがあります。

それは、柱や梁などが、しっかりと設計通りになっているかどうかということを確認するようにしてください。柱や梁などはこのタイミングでの確認を逃してしまうと壁で隠れてしまい確認するタイミングが無くなってしまいますので、必ず確認するようにしておいてください。

ちなみに、上棟式は必ず行わないといけないというものではありません。もちろん上棟式には費用がかかってきますし、準備のための時間や手間も必要となります。予算的にもスケジュール的にも余裕がない場合、無理してでもやらないといけないわけではありません。

工事のチェックをするタイミングという意味合いでも、職人たちへのねぎらいという意味でも上棟式は行った方がいいのは間違いありませんので、もし少しでも余裕があるようでしたら、簡略版でも構いませんのでできるだけ行うようにしましょう。

上棟式ってどうするの?まとめ
●上棟式は、今後の工事の無事完成を祈願するだけでなく、職人たちへのねぎらいという側面もある
●上棟式では神酒・米・塩・水は用意しておく
●上棟式後の宴会では料理やお酒、ジュース類や折詰などを用意しておく
●地鎮祭同様、近隣への挨拶・連絡は忘れずに
●柱や梁などが設計通りになっているかを確認する
Author: iehome