理想の土地が見つかったら、住宅を建てても問題ない土地かどうかは調査する必要があります。その土地の地盤調査にはどのような方法があるのか、ということを紹介していきます。
■戸建て住宅ではスウェーデン式サウンディング試験が一般的
理想の土地が見つかって、これから本格的に家づくりに入りだすという場合は、今では土地の地盤調査が必須となっています。
やはり地盤が弱いと最悪の場合は液状化現象や不同沈下、圧密沈下などによって将来建物が倒壊するという危険がありますので、住宅を建てても問題ない土地かどうかは調査することが重要な問題となっています。
では、地盤調査というのはどうやって行うのでしょうか?
戸建て住宅の場合でしたら、一般的にはスウェーデン式サウンディング試験が行われることが多くなっています。他にも、標準貫入試験や平板載荷試験、物理探査試験などがありますが、調査方法により費用も大きく変わってくるため価格的にも安価なスウェーデン式サウンディング試験が採用されることが多くなっています。
スウェーデン式サウンディング試験だと気軽に調査を実施できるという点では良いのですが、調査結果が担当者の力量に左右される部分があるということも認識しておく必要があります。
より精度の高い調査結果を求める場合であれば標準貫入試験など他の調査方法を検討しても良いかもしれません。木造住宅の場合であれば建物の重さがそこまで重くありませんが、RC造などの場合建物自体が相当重くなりますので地盤調査の結果を重視するために他の調査方法を選ぶことも多くなっています。
■地盤調査も業者の見極めが重要に!
ただ、地盤調査を行うとなった時に、初めて調査方法にも種類があるということが分かって調査方法を必死に勉強してどの調査方法が最もいいかを調べる方もいますが、地盤調査の方法自体よりももっと大事なことがあります。
それは、どんな業者が地盤調査を行うか、ということです。やはりどんな分野であっても実力が高い会社もあればそうでない会社もあります。そして、何より担当者によっても経験の深さで結果が大きく違ってきます。
本来あってはならないことなのですが、先ほども紹介した通り特にスウェーデン式サウンディング試験の場合は担当者の力量によって調査結果が変わってくることがよくあります。
そのため、地盤調査をお願いしようとしている業者は実力が問題ない会社なのか、そして実際に地盤調査を行う担当者は経験を積んだベテランかどうかということは必ず確認するようにしてください。もちろんベテランだから大丈夫というものでもありませんが、経験が重視される分野でもありますので重要な部分になります。
地盤調査というのは「万が一に備えて地盤保証もつけよう」にも紹介している通り地盤保証を付けるためにも必須になっていますが、何よりも大事な家の地盤がどうなっているのかが分からないと将来的に大惨事になりかねませんので、地盤調査を行う業者の選定には十分に気を付けるようにしてください。