無事に家が完成したら行われる竣工検査。この竣工検査の結果次第でダメ直し工事も行う必要があります。その大事な竣工検査のチェックポイントについて紹介していきます。
■表面上に見える部分は全て確認しよう!
晴れて家が無事に完成したら、引き渡しを受ける前に施主自らが家の状態をチェックする竣工検査が行われます。
この竣工検査においては、最終的な仕上げの確認が中心となりますので、当然表面上に見えている部分の確認となります。基礎や壁の内側といった部分は隠れていますので竣工検査の時点ではもう確認することはできません。ですので、見えない部分の確認というのは必ず工事中に行うようにしましょう。
では、竣工検査ではどのような部分を見る必要があるのでしょうか?
一言で言ってしまうと、表面上に見える部分は全て確認するようにしてください。具体的には、工事の清掃状態や、壁や床などの汚れ具合、設備の操作性、照明の確認、扉の開閉、ガス・電気・水道の確認などなどになります。全て実際に触って確認するようにしてください。
また意外に忘れがちなのが防音性能です。建物の防音性能は、実際に住んでみないと分かりにくいため、竣工検査で抜けがちなポイントです。隣接した部屋や上下階との音の透過を確認することが重要です。
他にも忘れがちなポイントは建物の外構工事(塀や駐車場など)のチェックです。しっかり確認し、必要に応じて修正を求めましょう。
■ダメ直し工事は必ず依頼しよう!
そして、もし不具合があるようでしたら必ずダメ直し工事をするようにしてください。このダメ直し工事は施工会社の義務ですので、どんな小さいところであったとしても遠慮せずにダメ直し工事を依頼するようにしてください。
ダメ直し工事を完了させないまま引き渡しをしようとする業者もありますが、必ずダメ直し工事が完了してから引き渡しを受けることにしてください。
もしどうしても都合上ダメ直し工事が完了する前に引き渡しを受ける必要があるのでしたら、必ずいつまでにどこを直すということを念書に取ったうえで引き渡しを受けるようにしてくださいね。
この竣工検査で不具合を指摘しないと、家に住んだ後に不具合に気付いたとしても、工事による不具合なのか、生活しているうえで発生した不具合なのかを証明することが難しくなり、直してくれない可能性が高くなりますので、見落としが無いように時間をかけて確認するようにしましょう。
竣工検査のチェックポイントまとめ |
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【チェックポイント】 | ●工事の清掃状態 ●壁や床などの汚れ具合 ●設備の操作性 ●照明の確認 ●扉の開閉 ●ガス・電気・水道の確認、等々・・・ |
【もしも不具合があった場合】 | 必ずダメ直し工事を依頼すること! |