ダウンライトを上手に活用しよう

2021年01月24日 追記・変更

ダウンライトと言ってもあまりピンとこないという方は多いかもしれませんが、実はダウンライトは家の照明を考える際のベースになるほど万能な照明なのです。ダウンライトとはどのような照明でどのような種類があるかについて紹介していきます。

■ダウンライトは家の万能照明です!

「新しい家では絶対シャンデリア!!」と考えている方も居られるかもしれませんが、デザイン性やメンテナンス性、コストパフォーマンス、使い勝手の良さなどから考えてダウンライトを選択するという方は多いと思います。

ダウンライトとは、天井に埋め込んで取り付ける小型の照明器具になります。

このダウンライトは様々な種類があり、様々な用途に対応することができますので、照明計画を考える上では外せない照明になると思います。

さて、ではこのダウンライトにはどのような種類があるのでしょうか?

まず、一般的なダウンライトとして大きく分けると3種類に分かれます。

その3種類とは、ベースダウンライト、ユニバーサルダウンライト、ウォールウォッシャーダウンライトです。

ベースダウンライトとは、一般的な部屋全体、つまり真下を照らすライトになります。ここでは紹介しませんが、このベースダウンライトは、反射板の形状の違いによってさらに細かく種類が分かれます。

次のユニバーサルダウンライトは、照らす方向を変えることができるライトです。役割としてはどちらかと言えばスポットライトに近い形になります。

最後のウォールウォッシャーダウンライトは、名前の通り壁を照らすためのライトになります。ただ、壁だけを照らすのか、それとも壁と床を両方照らすのかでまた種類が分かれてきます。

また他には、「老眼、グレア対策もお忘れなく」でも紹介しているグレアを感じないようにできるグレアレスダウンライトというものもあります。

■多彩な種類があるからこそ迷うかも・・・

さらに、最近では北側斜線規制などで斜め天井が増えてきましたが、その斜め天井に対応したダウンライトもあります。

当然真下に照らすことが可能ですので、斜め天井の家でも安心して取り付けることができます。

他にも、軒下などのような屋外でも利用できるダウンライトもあります。当然室内と屋外では環境が異なりますので、室内用のダウンライトを屋外で使用しないように気を付けてくださいね。

そして、私が今後需要が伸びそうだなぁ、と感じているのがピンホールダウンライトです。

このダウンライトは、名前の通りライトの照射部分が少ししか空いていませんので、照明器具の存在感が非常に薄くなっています。

シンプルな部屋にしたい、という方にとってはかなり重宝する照明器具ではないかな、と思います。

ちなみに、天井に断熱材を敷く予定だからダウンライトを使えないと思っている方もいるかもしれません。

しかし、断熱材に対応して断熱性能を落とさないダウンライトもありますので、諦める必要はありませんよ。

このように、ただダウンライトと言っても非常に多くの種類があります。だからこそどのダウンライトを使うべきか悩むかもしれませんね。

色々な部屋で利用することができますので、どこにどのダウンライトを使用するべきか、照明デザイナーの方などに相談してみてはいかがでしょうか。

Author: iehome