重要事項説明書の重要なポイント

2021年01月23日 追記・変更

賃貸物件の仲介などで、重要事項説明書の説明を受けたことがある方も多いかもしれませんが、売買においては重要事項説明書の説明は非常に重要なものになります。だからこそ知っておきたい重要事項説明書の重要なポイントについて紹介していきます。

■重要な事項が記載された説明書!

希望の土地が見つかり、仲介不動産業者と土地の契約を行う前に、その不動産業者の宅地建物取引主任者から重要事項説明書の説明を受けることになります。賃貸の仲介でも重要事項説明書の説明を行いますので、恐らく多くの方が一度は説明を受けたことがあるのではないでしょうか。

さて、賃貸の場合とは異なり、売買の場合ですと非常に大きな金額が動くこととなります。となれば当然のことながらこの重要事項説明書に記載している内容というものも非常に重要な内容になります。

そもそも重要事項説明書というのは、そのまんまですが、売買の対象となる土地および建物の重要な事項について記載している書面のことです。その重要事項説明書における重要なポイントとはどのような点にあるのでしょうか?

重要なポイントは、重要事項の説明は契約の成立前に行うという点です。そういうと、ほとんどの方が記憶にある限り重要事項説明書の説明は契約前にしてもらっている記憶があるかもしれません。

しかし重要なのは、成立前といっても契約の直前である必要がないという点です。つまり、契約の一週間前に説明してもらっても全く問題ないということです。

■事前の確認は徹底するようにしよう!

重要事項説明書に記載している内容というのは、その土地に関する非常に重要な内容が記載されているのですが、どうしても専門用語が多くなっており、不動産関係の仕事をしている方以外にとっては非常にとっつきにくいものとなっています。

そのような内容を契約前の直前に説明されたとしても、大事な内容をスルーしてしまう可能性も大いにあります。

だからこそ、できれば契約の1週間前に説明してもらう、もしくはそれが難しければせめて重要事項説明書だけでも契約前にもらっておいて内容を確認しておくということが重要になるのです。

契約前直前にその場で説明されても質問すらできずに終わってしまうということもありますからね。

ちなみに、重要事項説明書の内容としては、法令上の制限についてや、私道に関する負担があるかどうか、上下水道や電気、ガスなどの整備状況がどうなっているか、契約の解除に関する事項などが記載されています。

どれも非常に重要な内容ですので必ず細かく確認するようにしてくださいね。

それと、「土地の契約解除はできる?」でも少し紹介しているように、備考欄に非常に重要な内容が記載されている場合もありますので、備考欄の内容に関しても必ず細かく確認するということを忘れないようにしてくださいね。

重要事項説明書の重要なポイントまとめ
●重要事項説明書は、売買の対象となる土地および建物の重要な事項について記載している書面のこと
●重要事項の説明は契約の成立前に行う
●契約の1週間前には説明してもらうなり、重要事項説明書だけでももらっておいて内容を確認しておくということが重要
Author: iehome