千年釘にこだわる!

家を建てる為の材料としては、木や石だけではなく、釘があります。特に日本の住宅においては昔から使われてきた釘の中に、日本独自の和釘として千年釘というものがあります。千年釘とはどのような釘なのか、ということについて紹介していきます。

■千年釘は日本独自の釘!

家を構成する素材、というのとは少し違うかもしれませんので、今回は少し本筋を離れるかもしれませんが、家を建てる為には大事な材料として釘があります。そして釘の中でも日本独自の釘、和釘というものがあります。今回はこの和釘の中でも特に独特な千年釘について紹介していきます。

そもそも千年釘について聞いたことがあるでしょうか?その名の通り、千年持つと言われている釘のことです。大きさも普通の釘の何倍も大きな建物専用の釘になります。

そしていきなりでなんですが...、現在では寺院などで使われることはあっても、一般の住宅で使われることはありません。その意味では取り上げるのにふさわしいとは言えないかもしれませんが...。とはいえ日本ならではの和釘、千年釘ということで紹介していきたいと思います。

■千年釘を使った住宅を建ててみたいけれど...

まずこの千年釘ですが、生産数自体が非常に限られています。なぜなら、限られた職人が手作りで作成しているだけですので、大量生産ということができる釘ではありません。そして1本1本が手作りですので、当然作ることができる数は限られています。

ただ、千年持つ釘ですから、当然この釘に対するニーズは大きいものがあります。限られた生産だからこそ、現状一般の住宅で使われることはなく、寺院などのみとなっています。

この千年釘の生産に関しては職人技が成せるものです。だからこそ、今後千年釘が生産され続けるかどうかは分かりません。

しかし、将来千年釘を使った一般の住宅を建てた、という話を聞いてみたいものです。これぞ本当に日本でしか作ることができない住宅ですからね。

千年釘にこだわる!まとめ
●千年持つと言われる千年釘、一般的に住宅に使われることはなく、1本1本手作りで生産されている
Author: iehome