頭金なしで住宅ローンを借りるべきか?

2021年01月24日 追記・変更

最近になって、多くの住宅ローンの商品において、頭金なしでも住宅ローンを借りることができるようになりました。いい面もあれば悪い面もありますので、頭金なしで住宅ローンを借りる上で注意しなければならない点について紹介していきます。

■頭金なしで借りるなら条件が必要?

最近では、多くの人が住宅ローンを利用しやすいように、頭金が無くても住宅ローンを借りることができるようになりました。そのことによって、少しでも若い間から家を持つことができるようになりましたので、良いことだと言えるでしょう。

しかし、必ずしも良いことばかりだとも言えません。なぜなら、頭金を支払わないということは、何度も紹介してきている通り、多くの金額を借りる必要が出てくることになり、無駄な利息を支払わなければならないということにつながるからです。

では、やはり頭金なしで住宅ローンを借りることはやめておいた方がいいということになるのでしょうか?

結論的には、できるのであれば頭金なしで住宅ローンを借りるのはやめておいた方がいい、もし頭金なしで借りるのであれば条件付きで、ということになります。

■利息の支払い分を将来の貯蓄に回すという考えも...

ではその条件とはどのような条件になるのでしょうか?

頭金なしで住宅ローンを借りるための条件としては、少しでも借りる金額を少なくして、少しでも借りる期間を短くする、ということです。これは「元金と利息の関係は重要」でも紹介している通りです。

500万円の頭金で2,000万円借りることも、頭金なしで2,000万円を借りることも、結局は同じことだからです。違ってくるのは、家に対してかけることができる費用が頭金の金額分異なってくるということです。

少しでも良い家に住むために、少しでも多くの住宅ローンを借りて、少しでも返済負担を楽にするために長期間で借りたくなる気持ちは分かります。

しかし、結果として無駄な利息の支払い費用が増えるだけとなってしまいますので、利息を増やす分、将来貯蓄して改修費用として貯めておいた方がよっぽど有効なお金の使い方となります。

家を建てるということだけで考えてしまうと、ついつい住宅ローンを借りすぎてしまうことがありますが、少しでも長期スパンで考えるようにして、無駄なお金の使い方になっていないか、ということは冷静に見極めるようにしてくださいね。

頭金なしで住宅ローンを借りるべきか?まとめ
●頭金なしで住宅ローンを借りる場合は、少しでも借りる金額を少なくして、少しでも借りる期間を短くすることを心掛ける
Author: iehome