住宅ローンはボーナス併用払い?毎月払い?

住宅ローンの支払方法にはボーナス併用払いと毎月払いの2種類があります。多くの方が活用するボーナス併用払いですが、どのようなリスクがあるのか、そしてボーナス併用払いを選択するうえで重要なことは何かについて紹介していきます。

■ボーナス併用払いはリスクが高い!?

住宅ローンの支払い方法としては、月々の支払金額は抑えてボーナス時に多く支払うボーナス併用払いと、ボーナス支払いを行わない毎月払いがあります。では、どちらの支払い方法の方がいいのでしょうか?

もちろん一概に絶対こちらの方がいい、と言うことはできないのですが、ボーナス併用払いにおけるリスクについては認識しておく必要があります。

公務員の場合ですと、極端なボーナス金額の下落ということはあまりありませんので、ボーナス支給金額に基づいたボーナス併用払いを選択してもそれほど問題になることはあまりありませんが、一般企業におけるボーナスというのは業績に連動して決まってきますので、毎回必ず同じ金額が支給されるという保証はありません。

特にこのような金融不安な時代においては、いつ会社の業績が悪化してボーナス支給額が減額されることになるか分かりません。会社によってはボーナスがほとんど出ないということも珍しいことではありません。

■何より返済金額に余裕を持つことが重要!

ボーナスが想定している金額よりも少なかった場合、ボーナス併用払いを選択していると一気に生活が苦しくなってしまいます。

もちろん、そのような事態もあらかじめ想定しておき、ボーナス併用払いのおかげで毎月の負担額が減った分をそのまま貯蓄に回していれば、そのような不測の事態の時でも貯蓄を切り崩すことで対応することは可能ですが、もし住宅ローンを限度額いっぱいまで借りているが故に仕方なくボーナス併用払いを選択しているのであれば一気に困ることになりかねません。

だからこそ、ボーナス併用払いを選択する場合に重要なこととしては、毎月の支払額に余裕を持たせておく、ということが必要になります。そして、毎月の支払額に余裕が出た分に関してはそのまま貯蓄しておく、ということが必要です。

少なくとも、ボーナス併用払いを選択しているにもかかわらず毎月の支払いも苦しくなるような金額を借り入れることはやめておいた方がいいでしょう。そして毎月の余剰分を貯蓄に回すことも忘れてはいけません。

住宅ローンについては、あまり多く借り入れてしまっても月々の生活を圧迫し、金利の支払いが増えるだけになりますので、できるだけ借入金額を少なくするために何ができるか、ということを考えておくことが必要ですよ。

住宅ローンはボーナス併用払い?毎月払い?まとめ
●住宅ローンの支払い方法にはボーナス併用払いと毎月払いがある
●一般企業においては業績によってボーナスの支給金額が下がることがあるというリスクを認識しておく
●ボーナス併用払いを選択するのであれば、毎月の支払額に余裕を持たせ、余裕が出た分は貯蓄しておくということが重要
●借入金額はできるだけ少なくすることを心掛ける
Author: iehome