フラット35Sを借りる条件とはどのようなもの?

2021年01月24日 追記・変更

もともとお得なフラット35ですが、更にお得なフラット35Sという商品があります。フラット35に比べてどのような点がお得なのか、そしてフラット35Sを借りるための条件とはどのようなものか、注意する点は何があるかについて紹介していきます。

■フラット35Sは当初10年間1.0%も金利が下がる!?

フラット35はお得?」でも簡単に紹介していますが、フラット35には更にお得なフラット35Sという商品があります。今回は非常にお得なフラット35Sについて紹介していきます。

まず、フラット35Sというのは通常のフラット35に比べてどのような点がお得なのでしょうか?

通常のフラット35でもお得な住宅ローン商品ではあるのですが、このフラット35Sにおいては、当初の10年間もしくは20年間において、金利が1.0%さらに引き下げられます。そのため、例えば適用金利が2.50%だった場合、当初の10年間は1.50%の金利で住宅ローンを借りることができるのです。

この金利の低さというのは非常に魅力的だと言えるでしょう。「ローンについて」などでも何度も紹介していますが、金利自体は銀行の為に支払うだけのものですので、金利は低ければ低いに越したことがありません。

その金利が10年間、もしくは20年間の間1.0%も下がるのであれば、誰もが借りたくなる商品だと言えるでしょう。

では、フラット35Sを借りるための条件というのはどのような条件なのでしょうか?

■非常に有利だけど、募集金額には限りもある...

フラット35Sを借りるための条件としては、まず最低限としてフラット35の技術基準に適合している必要があります。その上でさらに次の4つの条件の内の1つの技術基準に適合している必要があります。

その4つの条件とは、省エネルギー性に優れた住宅、つまり断熱性能に優れた住宅です。次に耐震性に優れた住宅、次がバリアフリー性に優れた住宅、最後が耐久性・可変性に優れた住宅、つまり耐久性がある上でリフォームしやすい住宅になります。

この4つの条件の内の1つの技術基準に適合することでフラット35Sを借りることができます。尚、10年間の金利引き下げか20年間の金利引き下げかの違いは、技術基準のレベルが異なってきますので、当然20年間の方が求められる技術基準のレベルが高くなってきます。

ちなみにこのフラット35Sにおいて気を付けておかなければならないこととしては、フラット35Sには予算金額があり、予算金額に達する見込みとなった場合は、受付を終了してしまうということです。

そのため、非常に有利なフラット35Sに申し込みたいと思っている方は、まだ募集を行っているかどうかということについては事前に確認しておくことが必要ですよ。

フラット35Sを借りる条件とはどのようなもの?まとめ
●フラット35Sとは、当初の10年間もしくは20年間において、金利が1.0%さらに引き下げられる住宅ローンのこと
●フラット35Sを借りるための条件は、フラット35の技術基準に適合している上で、「省エネルギー性に優れた住宅」、「耐震性に優れた住宅」、「バリアフリー性に優れた住宅」、「耐久性・可変性に優れた住宅」の4つの条件の内の1つの技術基準に適合している必要がある
●フラット35Sには募集金額に限りがあるため、期限内でも募集金額に達することになれば募集を打ち切られる
Author: iehome