住宅ローンを利用する人には、減税制度というものが設けられています。消費者を保護するための制度である住宅ローン控除とはどのような制度かということを紹介していきます。
■住宅ローン控除の条件と控除率について
住宅ローン控除という言葉は聞いたことがあるでしょうか?住宅ローンを利用する人には、住宅ローン控除という減税制度が設けられています。
この住宅ローン控除というのは、認定長期優良住宅かどうかで控除率が変わってきますので、良い家を作れば作るほどメリットが大きくなる、ということです。
さて、その住宅ローン控除の主な条件ですが、下記のとおりです。
住宅 | 床面積50㎡以上、床面積の1/2以上が自己居住用 |
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新築されてから6か月以内に居住しており、引き続き年末まで居住している、など | |
(認定長期優良住宅の場合は、当然認定長期優良住宅であることが条件として追加される) | |
借入 | 住宅ローン返済期間が10年以上 |
収入 | 合計所得金額 3,000万円以下 |
そして、控除率としては、以下となります。
【居住年が2021年の場合】
1~10年目:年末残高等×1% (上限:50万円)
※居住年によって変わってきますので、下記国税庁のHPも参考にしてください。
(国税庁:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1213.htm)
このように、金額としては大きくなりますので、確実に手続きをするようにしましょう。手続きは、入居翌年の確定申告時期に行いますので、住宅ローン控除の手続きがあるということは忘れないようにしてくださいね。
このように、家づくりというのは非常に高額な費用ですので、消費者を保護するための制度というのは色々あります。知らないと、大きな損となってしまいますので、知識武装をして、お得に家づくりを行いましょうね。