家の建築費用というのは依頼する業者によって費用が異なります。この費用の違いというのはどこに出るのか、何が違うから費用が変わってくるのか、ということについて紹介していきます。
■材料の調達力の違いは大きな違い!
家を建てる為の業者選択をする際に、複数の業者に見積もりを提出してもらい比較検討することが一般的になってきました。しかし、各社とも同じような家を作ってほしいと依頼しているにもかかわらず、金額的には大きな開きがある場合があります。
なぜ似たような家にもかかわらず大きな費用の開きが出てきてしまうのでしょうか?
一つは材料の調達力という面があります。業者によっては特別な材料調達ルートを持っており、通常よりもかなり安く仕入れることができる業者は結果的に全体の費用を抑えることができる場合があります。
このように、各社によって材料の金額や利益の幅により、結果的に大きく総費用が変わってくることはよくあることです。
■各社の見積書を比較する場合は明細レベルの比較を!
では、具体的に費用の違いというのはどこに現れてくるのでしょうか?
もちろん先ほど紹介したとおり、一つは原材料の値段の違いという部分に出てきます。
また、特に大きな違いとして出てくる部分としては、大工の人数の違いによる人工賃が大きな違いとなって現れることが多いですね。例えば、ある会社は5人で木工事を行うと見積もったが、別の会社は4人で木工事を行う、と見積もればそれだけで金額的には大きな違いとなります。
このように、見積もりに違いが出る部分というのを理解していると、ある程度会社の実力というのも分かってくるようになります。
ただ、各社を比較検討する際の注意点としては、それぞれ独自のフォーマットで見積書を作成してきますので、単純比較することは難しい部分もあります。
例えば、ある会社は雑工事費を別出ししているが、ある会社は雑工事費を別出ししていない場合などもありますので、見積書の比較検討する際は、明細レベルでの家づくりの工事費用の比較をしないと違いというのは分かりませんので、必ず細かいところまで確認するようにしてくださいね。