家づくりを始めることになったら、いきなり土地探しから進める方がいますが、ちょっと待ってください。家を建てたいと思ったら何から始めたらいいかということについて紹介していきます。
■家を建てたいと思ったら家族での話し合いから始めよう!
『子供も生まれて今住んでいる家も狭くなってきたからそろそろ家を建てたいなぁ・・・。』
このように家を建てたい、と思うようになるきっかけは人それぞれだと思いますが、家を建てたいと思ってからまずは何を始めればいいのでしょうか?
まず、どのようなきっかけで家を建てたいと思っていても、必ず家族での話し合いから始めるようにしてください。家族での意見の統一というのが何よりも重要です。
話し合いの内容としては、何点かあります。
まず一つ目は、10年後、20年後を踏まえた将来設計について話し合いをしてください。
将来の転勤の可能性や、子供の教育について、そして、親の介護や、将来同居するかどうか、などなど。その将来像が明確になればなるほど、場合によっては今すぐ家を建てない方がいい、という結論になる可能性もあります。
また、将来住む人数が増える可能性があるのであれば、初めから対応できるようにしておく必要があります。この将来設計の話し合いをしていないと、将来の変化に対応できなくなることがありますよ。
そして次は、理想の家のイメージについて検討してください。あくまでもこの段階ではまだまだイメージで構わないと思います。
庭が広い家に住みたい、であったり、広いリビングが欲しい、であったり、木のぬくもりを感じることができる家に住みたい、などなど。家族みんなの住みたい家はどんな家なのかというイメージを固めていってください。
■家族の意見の統一をしているだけで期間も費用も出来も変わる!?
そして最後に、イメージした理想の家の優先順位付けを行ってください。これだけは絶対に譲れない、という部分や、ここは最悪妥協しよう、という部分を一つ一つ考えていってください。
そうすることでだんだんどんな家にしたいのかという具体的イメージと、家に求める目的が見えてきます。家に求める目的が明確になると、実際に家づくりを始めてからぶれることが少なくなりますので、ここまで固まるまでは、家族でとことん話し合いをするようにしてください。
ここまでで挙げた3つのことをやっているか、やっていないかで、実際に家づくりにかかる期間も費用も出来も変わってきます。
後悔しない理想の家づくりを行うためにも、まず一番初めに将来設計の検討、理想の家の検討、優先順位づけ、という3つは必ず行うようにしてくださいね。