エクステリアはメーカーのコンテストを参考に

あまり見たことがない方も多いかもしれませんが、メーカー主催で実施しているエクステリアコンテストは、家づくりに参考になる点がたくさんあります。どういった企業が実施しているのか、どのように参考にするのかなど、着眼点について紹介していきます。

家づくりをする際に、エクステリアをどうしたいかイメージできていますか。道路から玄関までのアプローチや夜間の照明計画など、自分の想像だけで理想的なプランは、なかなか思い浮かびません。そこでエクステリアの参考にしていただきたいのが、メーカー主催のコンテストです。

今回は、エクステリアコンテストを実施している企業、コンテストの事例を実際の家づくりに取り入れる方法と着眼点をご紹介いたします。

1.エクステリアコンテスト実施している企業の紹介

家づくりの参考となるエクステリアコンテストを行っている企業を3社ご紹介します。

・LIXILエクステリアコンテスト

・タカショー庭空間施工例コンテスト

・YKKAPエクステリアスタイル大賞

以上3社のエクステリアコンテストはネット検索で閲覧が可能です。もしくは直接お問い合わせの上、カタログ入手が可能なケースもあります。それぞれファサード部門や、カーヤード部門、照明部門などに分かれて施工事例をまとめています。LIXIL様及びタカショー様のHPが見やすいので特におすすめしています。

2.エクステリアコンテストを家づくりに取り入れる方法

エクステリアコンテストを家づくりに取り入れるためには、結論を申し上げますと、こだわりたいポイントを2つ程度決めておき、設計事務所へイメージ写真を提出するべきです。

エクステリアコンテストを閲覧していただくと、非常に豪華な施工事例が多いです。「マイホームもコンテスト大賞作品のように作り上げたい」と期待をされると思いますが、よほど予算に余裕がない限り、コンテスト大賞作品のとおりに実現するのは難しいです。以上より、予算をかけてでも実現したいポイントを2つ程度に絞って決めておきましょう。

3.エクステリアコンテストの着眼点

前述したこだわりのポイントはどのように決めたらよいでしょうか。建物の外観や、暮らし方に影響を与える、おすすめのポイントを2つご紹介します。

1つ目はファサード部門からこだわりポイントを選びます。玄関までのアプローチ、植栽の有無、夜間の照明計画、舗装の素材、庭石の有無、以上から選択すべきです。植栽は成長が遅く、葉が落ちにくい常緑種にしますと手間がかかりにくいです。特に植栽と照明の有無で建物自体のイメージは大きく左右しますので、こだわりポイントとして特におすすめしています。

2つ目はガーデン部門からこだわりを選びます。現代の庭造りでは、エクステリアで屋根や仕切りを設けることで半屋外のリビングを創り上げることが可能です。居室に近い利用ができることから、提案段階で設計事務所に希望を伝えてプランニングしましょう。屋根の有無、居室からの動線、デッキの有無をこだわりのポイントとしてエクステリアコンテストから選択してみることをおすすめします。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、エクステリアコンテストを実施している企業、コンテストの事例を実際の家づくりに取り入れる方法と着眼点をご紹介いたしました。後から決めることの多いエクステリアですが、事前にこだわりを持つことで、より良い家づくりが可能となりますよ。是非ご参考にしてください。

Author: house building