北向きの家でも日当たりを確保する方法

2021年01月25日 追記・変更

日本では、北向きだと日が当たりにくいからという理由で嫌がられてしまうことが多いです。しかし、北向きの家でも日当たりを確保する方法というのはたくさんあるのです。日当たりを確保する方法として何があるのかについて紹介していきます。

■北向きの家でも日は当たる!?

日本においては、南向きの家であることにこだわりを持つ方が非常に多いと言えるでしょう。やはり土地が狭いことで、北向きの家だとあまり日が当たらないという思いから、皆さん南向きの家を求めるのかな、と思います。

確かに、家のすぐ南側に家が建っている場合、南側に何も建物が無い場合に比べて日当たりが悪くなるのは間違いないと言えるでしょう。とはいえ、全く日が当たらないのかと言うと、そういうわけでもありません。

北側斜線ってどんな規制?」でも紹介している通り、北側斜線制限や高さ制限がありますので、家の南側に住宅が建っているからといってもある程度住宅には日が当たるようになっています。

それでももっと日が当たる家にしたいという場合は、工夫次第で日当たりを確保することもできます。

■日当たりを確保する手段はたくさん!

北向きの家で日当たりを確保するよくある手段としては、「リビングは1階?2階?」でも紹介している通り、リビングを2階に持ってくるということです。

みんなが集うリビングはやはり明るい方がいいので、日の当たる2階に持っていき、逆に暗くてもあまり問題のない寝室などを1階に持ってきます。

ただ、「リビングは1階?2階?」でも紹介しているように、デメリットもありますので、どちらが良いかはよくよく考えてから決めるようにしてくださいね。

他に日当たりを確保する方法としては、天窓を設けたり、中庭を設けることで、家の中に日が入りやすくする方法があります。また、家の中に吹き抜けを作って、日の明かりを家全体に届かせたり、鏡を有効活用して日を反射させ、家の中まで届かせる、などと言った方法があります。

このように、実際北向きの家だからと言っても、ただ日当たりを確保するということだけであれば、様々な手段があります。だからこそただ北向きの土地だからという理由で毛嫌いするのはもったいないと言えます。何が本当に大事なのかということは見失わないようにしてくださいね。

北向きの家でも日当たりを確保する方法まとめ
●北側斜線制限や高さ制限があるため、北向きの家でもある程度日当たりを確保することはできる
●日当たりを確保する手段としては、2階リビングにしたり、天窓や中庭、吹き抜け空間を設けたり、鏡を有効活用したりなど、様々な手段がある
Author: iehome