一時期問題となったシックハウス症候群。シックハウス症候群にならないためにも気を付けたいホルムアルデヒドの発散量が少ない接着剤・防腐剤を紹介していきます。
■シックハウス症候群はまだ完全に解明されていない...
一時期シックハウス症候群が社会問題にもなりましたので、2003年の7月にシックハウス法が施行されることとなりました。
このシックハウス法の施行により、使用することができる建材に制限ができ、機械換気が義務付けられるようになりましたので、以前に比べるとシックハウス症候群の脅威は少なくなってきた、と言えるでしょう。
とはいえ、まだまだシックハウス症候群自体が完全に解明されたわけではありませんので、シックハウス症候群の脅威を完全に取り除くまでには至っていません。
シックハウス法では脅威を完全に取り除くことがでいないのであれば、やはり少しでもシックハウス症候群の原因となる材料を使わないように意識することが必要になります。
■F☆☆☆☆規格でもシックハウス症候群にならないわけではない...
特に接着剤や防腐剤などは完全に規制しきれていないものも多いため、必ず自分でどのような接着剤や防腐剤が使われているのか、そしてホルムアルデヒドの発散量は多いのか少ないのか、ということを確認するようにしてください。
そして防腐剤であれば、本当に防腐剤を使う必要があるのか、防腐剤を使わないですむ可能性もあるのではないか、ということを探るようにしてください。
JIS、JASの規格でホルムアルデヒドの発散量が少ないF☆☆☆☆という規格があります。しかし、F☆☆☆☆という規格であったとしても、まったくシックハウス症候群の原因にはならない、というものではありません。
シックハウス症候群にならないためには、できるだけ有害な建材を使わないに越したことはありません。
もちろん家を建てる為には多少なりとも使わないわけにはいきませんが、使用量を減らす、ということは可能ですので、少しでも使用量が少なくて済む方法を設計担当者と探っていくようにしてください。