欠陥住宅をつかまないためにも、業者と裁判をすることになった際にも、建築士と良い関係を築けているかは重要な問題になりますので、建築士との関係について紹介していきます。
■欠陥住宅にあたると住宅の調査が必要になることも...
「理想は設計・施工・監理はバラバラに」にて、家づくりをするうえでは設計・施工・監理は相互監視をするためにもバラバラのところに依頼する方がいい、ということを紹介しました。
この関係を築いていれば、欠陥住宅に当たる可能性というのは低くなります。しかし、費用の関係もありますので、必ずしも全員がこのような形で家づくりをすることはできないと思います。
このような形を築いておらず、もし欠陥住宅になってしまったとしたら、原因としては設計の不具合、施工のミス、監理の甘さ、ということが原因に上がってくると思います。
もしかしたら欠陥住宅が原因で裁判沙汰になってしまう、ということもあるかもしれません。
そうなった場合に、「できれば避けたい裁判沙汰」でも紹介しましたが、やはり欠陥住宅であることを証明するためにも、住宅の調査を行うことになります。
■建築士と良い関係を築けばマイナスなことはない!
住宅の調査を行う際は、第3者の建築士やホームインスペクターに調査を依頼することになると思いますが、家を建てた建築士と良い関係を築いていなければ、必要な書類を提出してもらえない、という可能性もあります。
また、調査を依頼した建築士やホームスペクターとも良い関係を築いておかなければ、調査結果資料だけを提出して裁判自体に協力してくれない、という場合があります。
もちろん最悪の場合の裁判のことだけを考えていても仕方がないのですが、家に対する知識が豊富なこともありますので、建築士と良い関係を築くように心がけていれば少なくともマイナスになるようなことはありません。
情が移るほど仲良くなる必要はありませんが、特に建築士とは家が出来上がった後も関係は続いていくことになりますので、自分の家のことをよく知っている建築士とはできるだけ良い関係性をもって家づくりに取り組んでいくようにしてみてはいかがでしょうか。