設計段階でベッドのサイズを考慮しておくということも大事なのですが、他にもベッドにおいて考慮しておきたいのが空きスペースです。ベッドの空きスペースがなぜ必要なのか、そしてダブルベッドとツインベッドでは何が異なるかについて紹介していきます。
■ベッドで寝ることができないことも!?
「各部屋の広さは?」や「インテリア:ベッド編」において、設計段階でベッドのサイズを考慮する必要があるということについて紹介してきました。
ベッドサイズの考慮というのは非常に重要なのですが、寝室において考慮するべきことは、実はサイズだけではありません。
寝室にベッドを入れる際に重要なこととしては、ベッドの配置、とりわけ空きスペースについて考慮することが重要になってきます。
というのも、寝室の広さを有効に使うためにはどうしてもベッドを壁に寄せてしまいたくなります。もちろん、ベッドサイズが大きいため、両サイドにスペースを取ると無駄ができてしまうために仕方がなく壁に寄せる、という場合もあるでしょう。
しかし、この場合シングルベッドやツインベッドの場合ですとまだましなのですが、もしダブルベッドで片側を壁に寄せてしまうと、先に通路側で旦那さんが寝ている場合壁側に寝る奥さんは非常にベッドにもぐりこみにくくなってしまうのです。
そのため、特にダブルベッドにおいては両サイドに空きスペースを設けておく、ということが必要になるのです。
■ベッド横のスペースは重要だからこそベッドは小さく...
ただ、両サイドに空きスペースを設けるということは、何もダブルベッドに限った話ではなく、できればツインベッドやシングルベッドにおいても同様の対応を取っておいた方がいいのです。
理由としては、ベッドメイキングのしやすさ、という点が挙げられます。
片側が壁に寄せられていると、反対側からだけでベッドメイキングを行う必要があります。そうすると非常にベッドメイキングをしにくいことがありますので、ベッドメイキングをしやすくするためにはできるだけベッドの両サイドに空きスペースを設けておく必要があるのです。
このように考えると、ツインベッドというのは空きスペースを非常に多く取る必要があります。二つのベッドの両サイドに空きスペースを取ったうえで、ベッドとベッドの間にも空きスペースを取る必要があります。
そのため、もし寝室にツインベッドを用意しようと考えているのでしたら、寝室はあらかじめ広く取るということを心掛けておく必要があります。
寝室は寝る用途以外ではあまり使わないにも関わらず、ベッドの為だけに大きな広さを確保する必要がある、となると少しもったいない気もしますので、もし夫婦の寝室をツインベッドにするなら一つ一つのベッドのサイズは小さめに、そしてできることならば、ダブルベッドにした方が空間を有効に使うことができますよ。
ベッドの配置は空きスペースが重要?まとめ |
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●ダブルベッドにおいては片方を壁に寄せるとベッドにもぐりこみにくくなる恐れがある ●ベッドのサイズに関わらず、ベッドの両サイドに空きスペースを設けておかないとベッドメイキングをしにくくなる ●特にツインベッドは空きスペースが多く必要となるため、無駄な空間が多くなる |