大体一般的に用意しておく収納スペースとしては、延べ床面積の10~20%ぐらいですが、将来のことも考えて収納というのは多く作っておくに越したことはありません。そのために家具による収納だけではなく壁面収納や床下収納について紹介していきます。
■収納スペースは延べ床面積の20%あれば快適!
ここでは収納スペースについて考えていきましょう。やっぱり将来的なことも考えて収納スペースは多めにとっておきたいところ。だけどどれぐらいのスペースを用意しておく必要があるのでしょうか?
大体一般的に用意しておく収納スペースとしては、延べ床面積の10~20%ぐらいが一般的です。20%分用意してあれば快適に過ごすことができるでしょう。ですが、そんなに多くのスペースを収納スペースに割くことは難しい、と思われる方も多いかもしれません。
しかし、無理に収納部屋を造らずとも、一つの手段としては、玄関収納や壁面収納を造ってみたり、デッドスペースを活用したりで、収納スペースを増やすことはできるのです。また、地下に収納スペースを造ってしまうという手もあります。
■収納スペースは断熱効果や防音効果、耐震性でも非常に有効!
そもそも収納スペースが多いことの利点を考えてみましょう。収納スペースがあまりない家というのは、家が完成後入居したときは広くても、生活を始めていくと、どうしても生活していくうえで部屋にモノが増えあふれてしまいます。
そのあふれたモノを収納するために家具を置いていくと、結果として広かった家が狭く住みづらい家となってしまうのです。そのため、家を広く使うためにも収納スペースは非常に有効です。
また、収納スペースには断熱効果や防音効果があり、さらに地震の際には大きな家具が必要ないため家具の下敷きになるなどの家の中の危険を最小限に抑えることが可能になります。また、収納が多いことで壁面も増え、耐震壁を配置しやすくなるため、耐震性の面でも有利になります。
このように、収納スペースには非常に有効な面があるため、家の間取りを少し工夫することで少し多めの収納スペースを取りたいものです。
収納スペースはどれだけ必要?まとめ
●用意しておく収納スペースとしては、延べ床面積の10~20%ぐらい
収納スペースを増やす手段 | ●玄関収納や壁面収納を作る ●デッドスペースを活用する |
収納スペースが多い利点 | ●断熱効果や防音効果に優れている ●大きな家具が必要ないため、地震の際は危険が少ない ●壁面が増えることから耐震壁を設置しやすく、耐震性も有利 |