動線計画を考える目的というのは、家のなかで無駄な動きをする必要を少なくし、効率的に動くことができるようにするためです。その動線計画を考える際に重要となる視点は何か、その視点を取り入れるメリットは何かについて紹介していきます。
■動線計画に回遊性を取り入れよう!
動線を考える際に重要なことは、どのように家のなかを移動するかということになります。家のなかを移動する際には、基本的に目的地に到着したら行き止まりになりますので、また元の部屋に戻るということが必要になります。
その移動の無駄をなくすために重要な観点が「回遊性」になります。回遊性のある動線にするためには、何よりも各部屋の出入り口を二つ以上作るということが必要になってきます。
ある部屋に入った際にまた同じ部屋から出るのはなく、別の出入り口を使って出ることで移動の無駄が無くなり、効率の良い動線を生み出すことができます。
やはり、隣の部屋に行くだけなのにわざわざ一度部屋を出て廊下を通って隣の部屋に行くというのは動きに無駄が出てきてしまいますので、そのような無駄をなくすために回遊性を意識することで効率的な動線を作り出すことができます。
では、回遊性のある動線を作り出すことのメリットには何があるのでしょうか?
■家のなかが広く感じることも!?
やはり、まず何よりも大きなメリットとしては、動きの無駄をなくすことで家事のスピードを上げることができます。だからこそ動線計画というのは主婦の方がメインで考えたほうが成功する確率が高いのです。
その他にあるメリットとしては、各部屋で行き止まることなく移動することができますので、家のなかが広く感じます。これは来客がある際などは実感してもらいやすくなると思います。
このように、家の動線を考える際には回遊性を考慮するだけで、家事のスピードを上げることができ、家のなかを広く感じさせることもできますので、行き止まりを無くすということも考慮に入れて動線を考えてみてはいかがでしょうか。
動線計画を考えようまとめ |
---|
●移動の無駄をなくすために、動線計画では回遊性を考慮する ●回遊性のある動線を作り出すことのメリットとしては、家事の効率性を上げ、家のなかを大きく感じさせることができる |