奥さんにはなかなか理解してもらいにくい男の城である書斎。理解してもらいにくいけれども男性にとっては重要な役割を持つ部屋である書斎についてなぜ必要なのか、また書斎を作る上での注意点について紹介していきます。
■書斎は男性にとって必要なスペース...
さて、それでは作るか作らないか、旦那さんと奥さんでもめることになるかもしれない書斎について必要かどうか考えていきましょう。
まず、男性にとっては書斎というのは非常に重要な場所と言えるでしょう。書斎は「男の隠れ家」「男の城」などと謳われることもあるぐらいですので、男性というものはたとえ狭かったとしても、自分だけの居場所を作りたいイキモノなのです。
男性は結婚したとあとも、一人の時間を持つということが精神衛生上必要なのかもしれません。ストレスを抱えている状態でも、一人で書斎に閉じこもり、趣味に没頭したり、物思いにふけったり・・・、また単純に息抜きの為であったり・・・。
奥さんとしてみれば、書斎を作ったことによって、書斎から出てこなくなってしまうと困る、という風に思われるのかもしれませんね。ただ、夫婦生活を続けるうえでの意外と緩衝材となりうるのが書斎というスペースだったりします。
ですので、もし旦那さんが希望すればですが、今後のことも考えて書斎スペースは作ってあげたほうが家族関係も円滑にいく場合が多いのです。
■リモートワークの仕事場としては必要!
ただコロナが流行したことで少し事情が変わってきました。
リモートワークが当たり前になったことで、家の中で仕事をすることが多くなりました。
そして書斎が無い場合、家族が集う場所で仕事をしたり、オンラインミーティングをすることになり、誰もが気を遣い、居心地が悪くなる現象が続発する事態となりました。
その点からも、書斎があることで仕事スペースとプライベートを分けることができるようになり、家族にとっても気を使う必要がなく、また仕事をする本人も仕事時間とプライベート時間を分けやすくなります。
ただし、書斎を作る目的だけははっきりとしておきましょう。リモートワークの仕事の場ではなく、普段の生活の場として書斎を利用することを考えていると、奥様が危惧するように、独り閉じこもって書斎から出てこなくなるという事態にもなりかねないのです。
ですから、書斎は作る目的だけはっきりさせて、目的に応じた必要なスペースはなんとか工面するように間取りを工夫しましょう。「延べ床面積を増やすために」でも紹介している通り、地下室や屋根裏部屋などでもいいかもしれませんね。
リモートワークする目的としての書斎でしたら、場所についてはリビングから離れていた方が良いかもしれませんね。
もちろん階段下などちょっとしたスペースを有効活用、などでも良いのですが、もしオンラインミーティングをする可能性があるようであれば、やはり扉のある部屋の方が使いやすいです。
ちなみに、リモートワークする前提でしたら、wifi環境のことも踏まえた配置にすることは忘れないようにしてください。
ただ、書斎の広さに関しては奥さんと旦那さんの「せめぎあい」ですので、お互い相手を尊重して妥協する必要があります。
書斎の目的によっては、究極一畳でも事足ります。ただコンセントの用意も含め、どのような用途で何を置く必要があるのか、ということについて検討の上広さを決めるようにしていきましょう。
書斎は必要?まとめ |
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●書斎は夫婦生活の緩衝材となりうるスペース ●リモートワークをする上では書斎は必要 ●書斎を作る目的だけははっきりさせておく ●書斎の広さに関しては夫婦お互いの妥協が必要 |